2020 Fiscal Year Annual Research Report
SCASH:進行非小細胞肺がん患者への症状クラスター高度サポート開発と評価
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18H03080
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
濱田 珠美 旭川医科大学, 医学部, 教授 (00374273)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 俊弘 旭川医科大学, 医学部, 教授 (20271760)
石川 洋子 旭川医科大学, 医学部, 特任准教授 (30550660)
榊原 純 (小西純) 北海道大学, 大学病院, 講師 (50374278)
西村 直樹 聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 医長 (60572203)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 症状クラスター / 進行非小細胞肺がん患者 / ライフサポートプログラム / 患者報告型成果指標 / RCT / 高度実践 / 高度サポート開発 / 認知行動介入 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度の本研究目的は、前半は、令和1年度の第2段階の「標準的治療を受ける進行NSCLC患者に感度高い効果的な問題解決戦略には、何が見出されているか?」また、優先的にSCASHが必要なサブグループが存在するのではないか?」の成果を洗練し、患者報告型成果指標を見出して、より細やかにニーズに対応でき効果を高く期待できるSCASH-Taylor Made(以下、SCASH-TM)案を考案する。後半は、効果を検証するため、リサーチパネルメンバーでRCTシェーマを検討し構築後、RCT本試験計画を立案し、予備試験へと進めることであった。「標準的治療を受ける進行NSCLC患者に感度高い効果的な問題解決戦略には、日常的に取り入れやすい行動療法(リラクゼーション)などが好感度で継続可能なものであり、症状の変化と効果に自覚のために、対話を中心とした高度実践者の介入が効果が期待できるものであるとわかった。COVID-19の感染拡大下のため、優先的にSCASHを適用するサブグループの解析ワークが遅れており継続して推進を図る。そこで、COVID-19 感染拡大予防も加味したできる限り非接触で介入内容の理解と感度高く効果を期待できるSCASH-Taylor Made案を考案し、関連するツールの整備を推進している。後半の目的は、治療期の進行NSCLC患者を対象としているためCOVID-19 感染拡大事情を注視して研究フィールドへの感染リスク回避と安全を担保できる状況を評価しており,2020年度は感染拡大中のため状況を注視している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度は、COVID-19感染拡大の影響を受け、Feasibility Testデータ収集結果の解析に遅れが生じた。また、より細やかにニーズに対応でき効果を高く期待できるSCASH-Taylor Made(以下、SCASH-TM)案を考案する過程で、COVID-19感染拡大予防を加味したツール検討と開発が求められ整備を進めたが、iPadなどの品薄と物流停滞、整備人材の行動制限などから整備に時間を要している。 さらに、これまでの成果を継続して発展させてきたフィールド2施設における分担研究者はCOVID-19感染者の臨床対応中であることと、本研究は治療期の進行NSCLC患者を対象としているためCOVID-19 感染拡大事情を注視して、研究フィールドへの感染リスク回避と安全を担保できる状況を評価しつつ進めているため遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
R3年度以降は、治療期の進行NSCLC患者を対象としているためCOVID-19 感染拡大事情を注視して安全な研究フィールドを担保できる状況を評価しつつ推進するが、より細やかにニーズに対応でき効果を高く期待できるSCASH-Taylor Made(以下、SCASH-TM)案に係る整備の物流影響は否めず、できる限り早期に判断し対応を進めること、COVID-19感染拡大影響を注視して、リサーチパネルメンバーとの効果的コミュニケーションを図り、COVID-19感染拡大状況下において可能な限り影響が最小限になるように2021年度に推進の予定である。
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