2019 Fiscal Year Annual Research Report
在宅で障害児をケアする養育者に向けた家族エンパワメントプログラムの開発と効果検証
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18H03093
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
涌水 理恵 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (70510121)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松澤 明美 茨城キリスト教大学, 看護学部, 准教授 (20382822)
佐藤 伊織 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20622252)
藤岡 寛 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (90555327)
西垣 佳織 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (90637852)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 家族エンパワメントプログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、これまで二度の科研:在宅重症心身障害児の家族エンパワメントに焦点を当てた家族ケア実践モデルの開発(研究課題番号:25670961 研究代表者:涌水理恵)と在宅重症心身障害児の家族エンパワメントに焦点を当てた家族ケア実践モデルの検証(研究課題番号:15K15846 研究代表者 涌水理恵)で特定した複数の家族エンパワメント促進因子を軸とした介入プログラムの開発をすることである。 学術的独自性・創造性については、障害児を養育する家族のエンパワメントに焦点を当てた初のプログラム開発および介入研究であることが挙げられるが、単発的な着想により開始されるものではなく、これまでの研究軌跡と準備の上に創造されるプログラム開発であることを強調したい。 2018年~2019年に協力者たちの意見を踏まえながら、家族エンパワメントプログラムで使用するテキスト冊子を作成した。これまでの科研結果を根拠として引用しながら、プログラムの目的や構造に沿った内容構成とした。プログラム全体の構造をfixし、各回の具体的な内容と構成を決めた。 2020年1月から3月にかけて家族エンパワメントプログラムのプレテストを行い、ツールと併せて内容や構成を見直し、新型コロナウィルス感染症の蔓延も考慮し、Webベースでのプログラム内容に改訂した。改訂プログラムの介入効果検証のための準備を現在進行中であり、2021年7月から約6か月のプログラム運用また介入効果検証後、アウトリーチを展開する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルス感染症の蔓延流行下による研究遂行の遅延はあるが、約半年~1年遅れのペースで申請した計画内容のまま研究は遂行できている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス感染症の蔓延流行を考慮し、対面型ではなく遠隔参加型の改訂プログラムの介入効果検証のための準備を現在進行中であり、2021年7月から約6か月のプログラム運用また介入効果検証後、アウトリーチを展開する。
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Research Products
(11 results)