2020 Fiscal Year Annual Research Report
A Study of Exploratory Meta-Analysis Based on Analytic Meta-Analysis and SDA
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18H03207
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| Research Institution | Hokkaido University |
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Principal Investigator |
水田 正弘 北海道大学, 情報基盤センター, 教授 (70174026)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 信夫 統計数理研究所, データ科学研究系, 助教 (00332130)
南 弘征 北海道大学, 情報基盤センター, 教授 (80261395)
松井 佑介 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (90761495)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | SDA / コンセプト / データ統合 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、これまでの研究成果を基に、より発展的な研究を推進した。特に、応用分野の検討と理論構築を目指した。具体的には、以下の成果が得られた。
メタアナリシスにおけるクラスター分析をシンボリックデータ解析の立場から提案し、さらに具体的な実践例を示した。ここにおいて、シンボリックデータにおけるオブジェクト間の類似度の定義が本質的である。この定義により、メタアナリシスとシンボリックデータ解析を直接的に結合することができた。本成果は、本研究課題における典型的な解析手法の提案となっている。
応用的な研究成果として、街路の利便性の評価方法の提案がある。手法としては、本研究課題の考え方に想起される適応的指示モデル(Hybrid Adaptive Model)を活用した。本アプローチは、観光学のみならず、一般に調査データから隠れた情報を抽出する方法として活用可能である。
環境問題に関係する研究および質量分析に関する研究など、本研究課題の適用分野を広げることに成功した。これらは、健康および医療に関する課題に対する有用な処方の提案となっている。重要な理論的な成果として、サブグループ抽出(subgroup identification)の基盤となる列挙方法について理論構築した。特に、計算アルゴリズムの改良を実施した。
さらに、近年注目されているインターネットにおける不正アクセスに関して、シンボリックデータ解析の考え方を援用した。従来、個別のIPアドレスを検討対象にすることが多かったが、アクセス元のIPアドレスの集合をシンボリックオブジェクトと見なすことで、敵対的なサイト群の検出が可能になった。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
10本の学術論文を投稿・採録された。それぞれ、本研究課題に関する重要な成果であると判断できる。
新型コロナの影響で、国内外の学会での発表件数は少なかったが、研究自体の進展は当初の計画以上であった。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後は、これまでの研究成果を基に、より発展的な研究を推進する。さらに、応用分野の検討と理論構築を目指す。具体的には、以下の事項について研究を実施する。
（１）サブグループ検出(subgroup identification)について：サブグループの列挙方法については、ある種の制約の下で実現できたが、より広い条件において計算できる方法を構築する。これは、アルゴリズムと計算機環境の整備によって実現する。（２）特徴的な群の導出：治療を典型とする介入において、その効果が顕著である群をオブジェクトとして検出することは大きな課題である。そこで、SDAの立場から、特徴的な群を同定する方法を検討する。上記の列挙を利用するとともに、探索アルゴリズムを開発する。（３）分布値データに対する検討：メタデータを分布値データとして扱う方法について検討を進める。特に、非線形な関連性に関する尺度を活用することを検討する。これにより、非線形構造の抽出および非線形な次元縮小法の開発を目指す。（４）応用に関する検討：放射線治療を含む医療において、本研究の成果の応用を目指す。特に、画像診断について検討を進める。（５）理論構築に関する検討：メタ解析およびSDAにおいては、統計学をはじめとした広範囲な分野からの検討が求められる。より一般的な理論構築を目指す。
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Research Products
(13 results)
