2021 Fiscal Year Annual Research Report
リモートセンシングと現地観測による永久凍土融解過程と速度の定量化
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18H03353
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
岩花 剛 北海道大学, 北極域研究センター, 海外研究員 (70431327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 昌男 国立研究開発法人国立環境研究所, 地球システム領域, 主幹研究員 (50344289)
阿部 隆博 三重大学, 生物資源学研究科, 研究員 (90809287)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 永久凍土 / サーモカルスト / マイクロ波 / リモートセンシング / InSAR / 地表面変位 / 沈下 / 測量 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、COVID19の影響からすべてのフィールドワークを停止せざるを得なかったが、2021年の5月から必要な野外観測を再開することができた。大雪山系においては、5月の調査時に破損した測器の修復およびテレメトリシステムの構築を行った。しかし、このテレメトリデータ通信に使用する機器の仕様変更のため、2021年9月以降の通信が中断している。この不具合は、2022年夏以降に修復する予定である。2020年無積雪期の現地測量では、5月下旬から6月下旬にかけて2 c m強の沈降が測定され、その後 8 月末までの沈降は0.5 c m強であった。干渉解析で得られた沈降分布は、植生のほとんどない風衝砂礫地と概ね一致していた。また、現地測量点における沈降の時間変化は実測変位データと同様の変化傾向を示しており、干渉解析の有効性が確認できた。しかし、干渉解析で検出された5-6 月の沈降量は1 cm弱であり、測量結果と比べて過小評価となった。この2020年までのInSAR解析および現場検証について、阿部ほか(2021)に発表した。 東シベリアでは中央ヤクーチアの調査地マイヤにてInSAR解析の結果を検証するために、約35測量点を含む30 x 30mの5つのプロットにおいて2018-2019年の9月下旬から10月初旬に比高測量を実施した。これらの研究結果はAbe et al. (2021)として公表した。 2021年9月、バタガイにおいて2018年および2019年8月の火災跡地を再訪し、継続的な現場検証データを取得することができた。 この他、アラスカのノーススロープ、フェアバンクスにおけるInSAR解析および現地調査も継続的に実施中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2020年度はCOVID19の影響からすべてのフィールドワークを停止せざるを得なかったが、2021年には予定通りの研究活動が実施できた。一方、COVID19による影響を除くと、衛星画像解析および、現地検証調査は予定通りに実施することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、本課題最終年度に当たる。対象とした観測値のうち、これまでに成果が公表された大雪山系および東シベリアにつづいて、アラスカでの研究結果について論文にまとめることを予定している。
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[Presentation] Remote Sensing of Permafrost Land Deformation2021
Author(s)
Go IWAHANA, Takahiro ABE, Kazuki Yanagiya, Masato FURUYA, Petr DANILOV, Takumi KAWAMURA, Petr EFREMOV, Alexey DESYATKIN, Syunji KANIE, Yoshihiro Iijima, Yuri ZHEGUSOV, Anastasia TSEEVA, Takeo TADONO, Alexander FEDOROV
Organizer
Northern Forum
Int'l Joint Research
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