2018 Fiscal Year Annual Research Report
拡張精緻化見込モデルによる東アジア・インバウンド観光者の情報消費行動研究
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18H03456
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
伊藤 直哉 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 教授 (60261228)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 観光者 / 消費行動 / インバウンド / ELM |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究開始年度にあたる本年度は、実証調査に到るための予備調査年であり、実施調査国及び調査国研究協力者に、次年度行う本格調査の研究目的説明及び調査票の配布回収に関する注意事項の説明が行われた。また、予備調査として行われた調査結果は、既に論文化して部分的に成果発表を行った。 次年度に本格的に行われる予定の調査地域は以下の通りである。研究代表者による北海道地区調査、東京調査、中国調査(7箇所)、香港澳門調査、タイ調査、シンガポール調査、韓国調査、カナダ調査。 調査票は、ネット配布・回収による日本での回収と紙面調査対象国回収分とに分かれるが、紙媒体による配布とメール招待方式による調査サイト回収の二通りを想定している。尚、調査票の翻訳は研究協力者の協力により、英語版をオリジナルに、北京語、広東語、韓国語、日本語、タイ語への翻訳にて行われる。既に、多くの共同研究を実践した実績のあるグループなので、調査分析に関しては大きな問題は起こらないものとの想定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本研究は、当初の研究目的を達成するために、二年目よりデータ収集、分析等の本格的実証研究を行う計画を立てていたが、初年度に行った予備的調査研究の成果に一定の目処が付いたため、初年度成果を国内学会と国際学会において公表した。本格的な調査発表は、2年目に予定しているが、初年度より順調な成果報告が可能となった点は、当初の計画以上に進展していると評価を行った理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究遂行上最大の最大の山場は、2年目の大規模国際比較調査である。初年度の入念な準備により、2年目の調査着手は問題なく行われるものと思われるが、実証データの質の担保が最大の課題となる。研究目的から始まり、データ収集に関する諸注意の徹底と依頼を研究協力者に行ってきたので、2年目の本格的データ収集に対する準備は整っていると判断している。
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Research Products
(4 results)