2021 Fiscal Year Annual Research Report
Ancient East-West Corridor - Historical Dynamics of Communication Network in Mainland Southeast Asia
Project/Area Number |
18H03588
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
柴山 守 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 名誉教授 (10162645)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田代 亜紀子 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (50443148)
伊東 利勝 愛知大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (60148228)
関野 樹 国際日本文化研究センター, 総合情報発信室, 教授 (70353448)
山田 太造 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (70413937)
佐藤 由似 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 企画調整部, 主任専門職 (70789734)
丸井 雅子 上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (90365693)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 地域情報学 / 東南アジア考古学 / 東南アジア歴史研究 / 東南アジア地域研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
ミャンマー、タイ、カンボジア、ラオスなどを嘗て結んでいた、GMS(大メコン圏)域 内の古代・中世「東西回廊」の歴史的動態を 探ることを目的とする。紀元前後から15世紀頃まで存在したと推定される古代都市間に宗教、経済・交易、文化の交流を促す“回廊”が存在したことを、より強固な史資料調査と臨地調査 、および情報学的研究手法をもちいて実証する学際研究である。2020年3月に予定されていたタイ調査は新型コロナの流行により中止になり、最終的には、2022年11月に実施されることになった。コロナ禍においては、オンラインでの共同研究会の開催と、これまでの現地データ整理に加えて、協力を得ている新田栄治(鹿児島大学名誉教授)によって撮影されたスライドのデータ化を行った。新田栄治名誉教授により撮影されたスライドは1990年代のタイ、インドネシアを中心とした遺跡および発掘調査における調査写真であり、当時の修復前の遺跡や、発掘調査におけるトレンチ、出土遺物の写真などが豊富にある。これらスライドデータは、各国、各遺跡、年代ごとに分けて、整理し、将来的に東南アジア考古学者が利用できるようなデータベース構築を目指す予定である。2022年8月に現地で打合せを行い、関係機関と調査日程等を打ち合わせた。2020年3月に予定されていたタイ調査は、2022年11月に実施した。調査実施者は、柴山守、伊東利勝、田村朋美、田代亜紀子である。主な目的は、タイのソントー鉱山、ミャンマーとの国境沿いのスリー・パゴダ・パス、ムアン・シン遺跡の調査である。タイのソントー鉱山では、鉛サンプルの採集を実施できた。これにより、これまでミャンマー国内で採集していた鉛サンプルとの比較が可能となる。 2023年当初に住友財団からタイ国における終戦当時の駐屯地の様子についての調査が採択され、今後の提携について現地にて打合せを行った。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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