2022 Fiscal Year Annual Research Report
Cognition and preference of the job and social securities: A panelized cognition and conjoint experiment
Project/Area Number |
18H03630
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中林 真幸 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (60302676)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川田 恵介 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (40622345)
森本 真世 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (20782311)
MCELWAIN KENNETH 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (80768896)
飯田 高 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (70345247)
有田 伸 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (30345061)
藤原 翔 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (60609676)
大久保 将貴 東京大学, 社会科学研究所, 特任助教 (90807835)
深井 太洋 筑波大学, 人文社会系, 助教 (50828803)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 完全無作為化コンジョイント実験 / 完全無作為化認知実験 / 公共政策の選好 / 相対的貧困の認知 / 新型コロナ感染症対策の選好 / 新型コロナ感染症対策ワクチン 選好 / with Corona / 政治的傾向 |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 新型コロナ感染症ワクチンの受給が逼迫し,優先接種が必要となった場合に,どのような職業,国籍の住民を優先したいかを尋ねるコンジョイント実験を実施した。日本国籍者に対する強い選好が見られたが,同時に,医療従事者と教育従事者の選好も強く見られ,それが外国人忌避を緩和する効果も見られた。この成果はSSM-Population Healthに掲載された。 2. 2018-2019年度に,情報を提供が人々の政策選好を変えるか否かを調べるパネル化コンジョイント実験を3回実施した。初回に一人親家庭の半数が相対的貧困状態にあることを示すグラフを示された回答者には,5つの公共政策と国債償還のうち,貧困対策への支持が高まる効果が見られ,この効果は5ヶ月後も続いたが,1年後には消えていた。多次元的な政策空間において情報提供介入効果が長く続く可能性を示した結果として興味深い。この成果はJournal of Policy Modelingへの掲載が決定した。 3. 上記1の発展的研究として,2020年3月に,一人親家庭の貧困を示すグラフを見せられる群,貧困の実態を示す文章を見せられる群,何の情報も見せられない群を比べるコンジョイント実験を実施した。文章を見せられた群における貧困対策予算支持の効果が最も強く,政策対話においては情報伝達の形も意味を持つことを表す結果となった。本成果は学術雑誌に投稿中である。 4. 新型コロナ感染症対策ワクチンの一般接種が始まる前の2021年2月と,既に3回目接種も始まっていた2022年3月に,「コロナ腕(モデルナ腕)」の経験が次回以降の接種意欲に影響するか否かを調べるパネル調査を行った。コロナ腕を経験すると有意に次回接種意欲が下がることが分かり,医療の費用(痛み)と効果に関する信念が変わると医療を受ける意欲も変わることが明らかになった。本成果は学術雑誌に投稿中である。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(20 results)
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[Presentation] Narrative premium2023
Author(s)
Kenneth McElwain, Keisuke Kawata, Masaki Nakabayashi
Organizer
the North American Winter Meeting of the Econometric Society, Allied Social Science Associations 2023 Annual Meeting, New Orleans
Int'l Joint Research
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