2022 Fiscal Year Annual Research Report
Theoretical and Experimental Research on Money and Market System in the Pacific Island Countries
Project/Area Number |
18H03641
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
佐々木 宏夫 早稲田大学, 商学学術院(会計研究科), 名誉教授 (30196175)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山邑 紘史 駒澤大学, 経営学部, 准教授 (00610297)
竹村 和久 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10212028)
瀋 俊毅 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (10432460)
河野 正治 東京都立大学, 人文科学研究科, 准教授 (20802648)
里見 龍樹 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (30802459)
高瀬 浩一 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (50289518)
中丸 麻由子 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (70324332)
大川内 隆朗 日本大学, 文理学部, 准教授 (70548370)
大和 毅彦 東京工業大学, 工学院, 教授 (90246778)
下村 研一 神戸大学, 経済経営研究所, 名誉教授 (90252527)
及川 浩希 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (90468728)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 経済実験 / 公共財 / 投資メンテナンス / 民間金融 / 無尽 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は太平洋島嶼国、特に、ミクロネシア海域を主なフィールドとしており、ミクロネシア連邦(Federated States of Micronesia: FSM)を主要な対象国として研究する。ミクロネシア海域の島嶼国では、民間ビジネス投資や公共インフラの維持管理(メンテナンス)ができていない問題がある。このメンテナンス問題は同海域だけでなく、発展途上の小島嶼国全体に共通する低い経済成長(成長のわな)の要因と考えられる。本研究では、このメンテナンス問題をトランプゲーム(メンテナンスゲームと呼ぶ)に表現し、そのアプリを実装した複数のタブレットをイントラネット化して、経済実験室のない島嶼国において経済実験を実施する仕組みを開発した。最終年度はFSMの首都があるポンペイ島に位置するミクロネシア大学(College of Micronesia: COM)本校での経済実験の準備を進めた。新型コロナ直後に予定されていたCOM本校での経済実験は無期限延期となり、シミオン副学長やママンゴン講師(起業家養成センター長)を中心とする現地サポート体制が確立していた。しかし、コロナ後、シミオン副学長の退任など、COM本校での大きな人事異動が発生し、現地体制を再構築することになった。次に、パラオにあるパラオ大学(Palau Community College: PCC)で実験を行うため、本研究メンバーが夏季休暇中に国境が開放されたばかりのパラオに出張し、PCCの学長と面談し、経済実験のサポートが確約された。その後、最終年度末にグアム大学で2回目のパイロット的な経済実験を実施した。繰越年度では、東工大、グアム大(1回目)、早稲田大(1・2回目)での実験結果を太平洋諸島学会において講演した。研究の締めくくりとして、夏季休暇中にCOM本校、および、年度末にPCCにおいて、念願であった経済実験を無事完了した。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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