2022 Fiscal Year Annual Research Report
サブミリ/THz多輝線観測によるLIRGs衝突の星形成・AGNと高密度ガスの物理
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18H03725
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
浅山 信一郎 国立天文台, アルマプロジェクト, 特別客員研究員 (60390621)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小嶋 崇文 国立天文台, 先端技術センター, 准教授 (00617417)
伊王野 大介 国立天文台, TMTプロジェクト, 准教授 (60425402)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 星形成 / LIRGs / ALMA / AGN / SIS素子 / THz / ASTE |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度は、前年度に判明したASTEの副鏡駆動機構の障害対処を継続した。世界的なパンデミックによる国内外の移動規制による制約の中で、運用スタッフがチリ現地に渡航し現地調査を2022年11-12月に実施することができた。しかしさらに別のモータの故障と制御用ボードの不具合が判明した。これらの交換および修理を実施して望遠鏡は復帰した。
THz帯受信機の開発においては、去年度に引き続きTHz帯の反射防止(Anti-reflection, AR) 構造を施したクライオスタット用真空窓の開発を進めた。二層ARのシリコン2枚と厚み調整用のシリコンを張り合わせ、TDSで測定した光学性能として90%以上の透過率が得られ、受信機の真空窓として使用して実験室で雑音温度は従来の石英基板タイプと遜色ない結果が得られた。また紫外線照射試験も実施して劣化は見られなかった。これらの結果を投稿論文として準備中である。
前年度までに、ALMA望遠鏡のBand 3およびBand 8, LMT望遠鏡の100GHz帯受信機を用いて低・中回転遷移の一酸化炭素データは概ね揃ったが、新型コロナウイルス感染症に伴うパンデミックの影響のため、ASTEによる高回転遷移データは取得することはできなかった。しかしながらALMA望遠鏡を用いた観測より、最近傍ULIRGのArp220中心核における、炭素と一酸化炭素の存在比と一酸化炭素の励起状態などの関係を調査した。また令和元年度に行った搭載および試験観測活動が、査読つき論文誌で出版された。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] ASTE [CI](2-1) Observations toward the Massive Star-Forming Region RCW 382022
Author(s)
Sano, H.、Ishii, S.、Iono, D.、Kamazaki, T.、Minamidani, T.、Izumi, N.、Tokuda, K.、Yamada, R. I.、Tachihara, K.、Fukui, Y.、Asayama, S.
Organizer
ALMA/45m/ASTE Users Meeting 2022