2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of novel public health marketing theory for achieving health equity
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18H04071
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
近藤 尚己 京都大学, 医学研究科, 教授 (20345705)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 克則 千葉大学, 予防医学センター, 教授 (20298558)
鎌田 真光 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (60523090)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 健康格差 / マーケティング / 行動科学 / 社会疫学 / ナッジ |
Outline of Annual Research Achievements |
実証研究②ベースボールファン向けアプリの実証については、これまでの分析結果を受けて、行動変容のインサイトとしてのファン心理に着目し、「みるスポーツ」と「するスポーツ(身体活動)」の橋渡しとなる他の先進事例やエビデンスを含めてレビューし、知見をまとめる計画とした。その結果、プロスポーツがファンを惹きつける力を利用した健康行動促進のプログラムが欧州を中心に広まっている一方で、メガスポーツイベントであるオリンピックを開催しただけでは、開催国におけるスポーツ実施率や身体活動の向上にはつながっていないことなどが明らかとなった。成果を国際学会やRoutledge Encyclopedia of Sport Studies等で発表した。介護予防のフィールドに関しては、昨年度明らかになった知見の論文化に加え、参加している「通いの場」で提供されているプログラム種類数が多いと、3年後のうつや高齢者総合的機能評価、高次生活機能などが良いかことが判明した。その成果を、日本公衆衛生学会、日本作業療法学会等に発表した。 また、博報堂DYグループが開発した「健診戦」において、機械学習アルゴリズムで抽出した5つの行動特性(ペルソナ像)に対して、運動プログラムを提案するランダム化比較試験を実施した。①特性に応じた運動プログラムを提案する場合、②ランダムに提案する場合、③すべてのプログラムを提案して選択してもらう場合の3群比較をしたところ、予想と反して③で最もプログラム利用割合が高かった。ターゲット型のサービス提供を行う際は、特性とプログラムとのマッチングや選択肢提示の方法について、コンテクストに合わせてアレンジ・調整していくプロセスが重要と考えられた。 これらの成果をもとに、複数の書籍や総説、学会シンポジウム等を行った。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(36 results)
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[Journal Article] Optimism and Longevity Among Japanese Older Adults2022
Author(s)
Okuzono Sakurako S.、Shiba Koichiro、Lee Harold H.、Shirai Kokoro、Koga Hayami K.、Kondo Naoki、Fujiwara Takeo、Kondo Katsunori、Grodstein Fran、Kubzansky Laura D.、Trudel-Fitzgerald Claudia
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Journal Title
Journal of Happiness Studies
Volume: 23
Pages: 2581~2595
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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[Book] 疫学の事典2023
Author(s)
近藤 尚己(第6章 「社会疫学」編集)
Total Pages
576
Publisher
朝倉書店
ISBN
978-4-254-31097-9
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