2021 Fiscal Year Annual Research Report
進行固形がんの治癒をも可能にする革新的内用放射線治療法/セラノスティックスの創成
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18H04169
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
梅田 泉 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任研究員 (40160791)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 博史 国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 分野長 (80218982)
秋元 哲夫 国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 分野長 (10261851)
小嶋 基寛 国立研究開発法人国立がん研究センター, 臨床開発センター, ユニット長 (30338470)
光永 修一 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 医長 (20466197)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ラジオセラノスティクス / 内用放射線治療 / 核医学イメージング / リポソーム / がん治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は新たにRe-186をリポソームに封入する手法の開発を進めた。Re-186は核医学診断・治療に適したγ線とβ線を放出し、radio-theranosticsに適した核種である。これまで入手困難であったが、理研RIBFとの共同研究で加速器による無担体・高純度のRe-186の合成が可能となった。Re-186は[Re-186]ReO4-として供給され、塩化スズを還元剤として配位子と反応させた。各種配位子との錯体形成はオクタノール/水分配、ペーパークロマトグラフィ、HPLCで評価した。Re-186と種々の脂溶性配位子との反応では錯体形成は可能だったが、Tc-99mと比較して10倍以上の還元剤、高い反応温度、長い反応時間が必要であった。ReはTcに比べて還元されにくく、配位子との反応速度が遅いと推測された。生成物に[Re-186]ReO4-が認められ、反応中の再酸化も示唆された。錯体交換反応を利用したリモートローディング法によるリポソーム内部への核種封入は、リポソーム内部の水溶性配位子としてDMSA、ECを選択することで可能となったが、封入率は40-50%程度に留まった。担がんマウスに投与後の腫瘍集積性、組織分布はTc-99m封入リポソームと類似していた。同一組成のリポソームをプラットフォームとしてTc-99mあるいはRe-186を封入することも可能とし、Re-186単独だけでなくTc-99m/ Re-186の組合せによるradio-theranosticsも可能と考えられた。 In-111/Y-90の組合せでもそれぞれを封入したリポソームの腫瘍集積性、組織分布がほぼ類似することを認めた。製剤としての安定性も確認された。リポソームを共通薬剤骨格として種々の画像診断用核種/治療用核種を組み合わせることで多様なradio-theranostics製剤への展開が期待できる。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] Development of an ultra-high-resolution multi-probe CdTe SPECT2022
Author(s)
Shin'ichiro Takeda,Tadashi Orita, Miho Katsuragawa, Goro Yabu, Ryota Tomaru, Atsushi Yagishita, Izumi O. Umeda, Tadayuki Takahashi, Shin Watanabe, Fumiki Moriyama, Hirotaka Sugawara, Yousuke Kanayama, Hiroshi Mizuma, Kazunobu Ohnuki, Hirofumi Fujii, Lars R. Furenlid
Organizer
9th Conference on New Developments in Photodetection
Int'l Joint Research
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[Presentation] Ultra-high-resolution multi-isotope tomography with CdTe-DSD SPECT II2022
Author(s)
Shin'ichiro Takeda, Tadashi Orita, Miho Katsuragawa, Goro Yabu, Ryota Tomaru, Atsushi Yagishita, Izumi O. Umeda, Tadayuki Takahashi, Shin Watanabe, Fumiki Moriyama, Hirotaka Sugawara, Yousuke Kanayama, Hiroshi Mizuma, Kazunobu Ohnuki, Hirofumi Fujii, Lars R. Furenlid
Organizer
13th Congress of the World Federation of Nuclear Medicine and Biology
Int'l Joint Research
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