2022 Fiscal Year Annual Research Report
Research on new media expression methodology for guiding the body in space by cognitive cues.
Project/Area Number |
18K00218
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Research Institution | Tama Art University |
Principal Investigator |
菅 俊一 多摩美術大学, 美術学部, 准教授 (30740716)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野間田 佑也 多摩美術大学, 美術学部, 准教授 (20627004)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 表現方法論 / メディアデザイン / コグニティブデザイン / 視線 / 誘導体験設計 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は「点や線などのリミテッドな情報提示によって、空間内で鑑賞者の身体誘導を行う」新しい表現方法を開発することを目的としており、顔図版による視線を用いた空間内での鑑賞者の身体誘導デザインの手法化を実際に体験設計を行うことで試みるものである。 研究の最終年度である2022年度は、前年度に整理・検討を行なった顔図版による視線の先にある対象を示す「視線ターゲット」と、顔図版と視線ターゲットが定着された「視線フィールド」について引き続き実制作による検討を行い、3次元フィールドの分割および奥行き方向への拡張によって視線の直進性を操作できる手法について分類・整理を行うことができたのは大きな成果である。 これらの検討のプロセスおよび事例については、「視線の設計」という研究成果発表展示を2023年2月に開催し、多くのデザイナーやデザイン学生などに対して成果のプレゼンテーションと議論を行う機会となった。本研究は表現方法開発を目的としたデザイン実践研究のため、このような実務者とのコミュニケーションが新たな課題の発見につながる貴重な機会となった。また、展示では図録「視線の設計」の制作も同時に行い、今後はこの成果を国内・海外問わずさまざまな場所で提示する予定である。 また、本研究では方向性を感じる要素として視線をずっと扱ってきたが、視線フィールドを拡張する事例を検討している中で、単に方向づけとしてだけでなく、視線方向に対して物理的な力(移動や押し出しなど)を感じる事例の可能性が示された。この発見を今後さらに検証していくことで、視線による力覚を伴った新しい表現フォームの可能性があるのではないかと考えている。
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Research Products
(1 results)
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[Book] 視線の設計2023
Author(s)
菅俊一
Total Pages
112
Publisher
UMISHIBAURA
ISBN
978-4-9912981-0-3