2020 Fiscal Year Research-status Report
Toward Sustainable Development of Traditional Culture in the Yoshima Goto Area
Project/Area Number |
18K00247
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Research Institution | Kobe Design University |
Principal Investigator |
戸矢崎 満男 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (10227647)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
さくま はな 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 准教授 (00589202)
藤山 哲朗 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (10278856)
川井 広之 (かわいひろゆき) 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (10341017)
尹 智博 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 助教 (90549677)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 伝統文化 / アートプロジェクト / 瀬戸大橋と与島五島 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、(途中の判断になったが)感染症の影響により、最終年の研究を1年延長することとした。 本年度は主に、3年間の研究成果のまとめとして、多くの写真記録とプロジェクトとしての活動を含めた論考を集約する記録冊子の編集を以下の項目で行った。 1.瀬戸大橋でつながる人の住む五島(瀬居島、沙弥島、与島、岩黒島、櫃石島)の地形や歴史から見える特徴についての考察。2.沙弥島を舞台に行われて来た「瀬戸内国際芸術祭2013-2016」について、プロジェクトメンバーとの関わりからの振り返りと考察。3.与島五島の伝統文化としての「盆踊り」の特徴と各島の違いについての記録と報告。4.瀬居島の伝統文化として「お大師さま衣替え」と「秋祭り」についての記録と報告。5.瀬居島での「お大師市とアートワークショップ」についての報告。6.「アートプロジェクトと瀬居島」では県内連携事業としての「瀬戸内国際芸術祭2019」との関連と作品制作について記録と報告。 以上の6項目について調査し、論考した。その上で各章の担当を分担し、報告文として編集するために、不足する情報及び確認のため、現地を訪れ聞き取り調査や写真撮影を行った。アートプロジェクトは芸術祭だけでなく、その前後の活動として、地元アーティストとの交流があった商店街での作品展などにも引き継がれた。交流展ではコロナ禍により延期したものの、感染症対策を十分に行い開催を実現させた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
与島五島(瀬居島、沙弥島、与島、岩黒島、櫃石島)については、たびたび現地を訪れ、住民の多くと関わりながら、調査しアートプロジェクトを進めた。成果としては「瀬戸内国際芸術祭2019」の県内連携事業として、瀬居島を舞台にアートプロジェクトを行った。五つのアート作品を現地制作する上で、与島五島の歴史や文化、そして現状を知ることが基本のベースとなり、サイトスペシフィックな展開となった。プロジェクトは多くのワークショップを行い、現地住民の小学生からお年寄りまで共同して進めた。 最終年度としては、それまでの調査による研究成果とアートプロジェクトの報告として研究記録冊子を編集するために6章にテーマを絞り、担当を配分して執筆している。印刷製本を完了する計画であったが、現地調査などを感染症の影響により、実施できなかったこともあり、最終年の研究を1年延長している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究を1年延長したが、研究の内容は概ね充足しており、調査による研究成果とアートプロジェクトの報告として研究記録を編集するために6章にテーマを絞り、担当を配分して執筆している冊子のまとめに入る。不足する部分は、さらに調査を進め、記録写真なども必要なものは撮影する。 A5サイズ70頁の研究記録冊子をフルカラーで印刷し研究のまとめとする。冊子は多くの関係者や研究機関に送付し、与島五島の伝統文化を伝え、研究成果を未来に生かしてもらうことを目的としている。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のために現地調査ができず、印刷予定であった研究記録冊子の編集が完成せず、研究とデータ作成は進んだものの、編集の完成と印刷・製本は次年度に延長申請し持ち越すこととした。編集作業は進んでおり、一部の現地調査が必要ではあるが、研究は概ね充足している状態で、印刷・製本を完了し、配布する予定である。
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