2022 Fiscal Year Research-status Report
Why Do EFL Learners Make Refixations on Words? The Relation Between Eye Movements and Reading Strategies
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18K00760
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
梁 志鋭 豊橋技術科学大学, 総合教育院, 准教授 (80648262)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 単語認知 / 眼球運動 / 英語学習者 / 方略 / 個人差 / 読解力構成技能 / Clozeテスト |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本人英語学習者が英文読解時に単語の再注視(注視回数が2回以上)を行う要因と、単語の認知方略(単語に複数回の注視を左から右へ置くようなローカル方略と、単語の中心に注視を1回のみ置いて視覚情報を並列に処理していくグローバル方略)を特定し、これらの関連を調べることである。 昨年度と同じように、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響は続いたため、本年度予定していた単語の予測度に関する調査計画の実施は行うことができなかった。本年度は、調査に関する準備を行い、収集済みの眼球運動データの分析を進めていた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、本課題は予定していた計画を実施することができなかった。現在まで、主に文献研究や収集済みのデータの分析を行いながら、調査の準備を中心に進めていた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度はコロナの影響が落ち着くと予想するため、今後、これまで実施できなかった単語の予測度に関する調査を行う予定である。なお、本来の計画通りには実施することができなかったため、調査の規模は本来想定していたより縮小して行う予定である。 なお、最新の第2言語の読解研究では、第2言語の読み手の読解時の眼球運動と文レベルでのテキストの特性との関連は次第に明らかにされてきているため、本研究は、単語の予測度以外に、他の文レベルでのテキストの特性と単語の認知方略との関連を検証していく予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により予定した調査を進めることができなかったため、本来調査に必要であった経費を翌年度に持ち越し、2023年度内に調査や研究成果の発表・公開に使用する予定である。
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