2020 Fiscal Year Research-status Report
理系学生用オリジナル中国語教科書に即したアクティブラーニングの開発及び事例集作成
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18K00818
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Research Institution | Ube National College of Technology |
Principal Investigator |
畑村 学 宇部工業高等専門学校, 一般科, 教授 (30300619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉山 明 津山工業高等専門学校, 総合理工学科, 教授 (60235900)
野田 善弘 新居浜工業高等専門学校, 一般教養科, 教授 (80290815)
橋本 剛 松江工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (40420335)
泊 功 函館工業高等専門学校, 一般系, 教授 (10390379)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 中国語教育 / 高専間・海外協定校連携 / アクティブ・ラーニング / 理系のための中国語 / 指導書 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は、本研究の最終年度であったが、パンデミックにより対面式の授業が実施できなかった期間が多かったため、アクティブ・ラーニングの授業実践や、成果報告のための研究発表をすることができなかった。本研究の一部である台湾教育実習生と連携したアクティブラーニングも、実習生の受け入れが中止となったことで実現できなかった。研究会は例年通り開催できたが、テーマはアクティブ・ラーニングではなく、直面する課題であるオンラインによる中国語の授業の実践となった。そのため、研究期間を1年延長することになった。 ただ、やむを得ず実施したオンラインでの中国語授業ではあったが、それまでにない新しい形式の授業を実施することができた。例えば、代表者畑村の勤務校で行った中国語の授業では、分担者杉山が勤務校の授業用に製作した授業動画を「反転授業用の動画コンテンツ」として再利用し、その内容についてオンラインで台湾協定校・文藻外語大学応用華語系の学生12名にマンツーマンで授業をしてもらうという取り組みである。例年は、台湾協定校から中国語の教育実習生として受け入れ、対面式のアクティブ・ラーニング型の授業を実施しているが、今回はオンラインで、かつ1対1で実施したのである。その結果、例年以上に発音が向上していることが確認できた。 今後コロナ収束後は、昨年度のオンラインでの取り組みを活かしたハイブリッド型の中国語授業を検討することにしたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、対面式の授業やアクティブ・ラーニングおよび、台湾協定校からの教育実習生受け入れができなかった。そのため1年間の研究期間の延長を行うことにした。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は本研究会で編纂した『理系のための中国語入門』の指導書に掲載するアクティブ・ラーニングを整理し、指導書に実践例集として組み込み、次年度本テキストを使用する指導者の指導の参考になるようにする。 また、本研究の取り組みを、中国語教育の研究者の参加する学会で発表する。 さらには、昨年度コロナ禍で行ったオンラインによる中国語授業の実践も踏まえ、効果の高いハイブリッド型の中国語授業の検討に入る。
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Causes of Carryover |
パンデミックにより、予定していた学会や研究会が中止となり、旅費が不必要となったため。
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Research Products
(13 results)