2021 Fiscal Year Annual Research Report
Creation of a structural system of museum evaluation together with development of its original certificate system by the museum world
Project/Area Number |
18K01115
|
Research Institution | Administrative Agency for Osaka City Museums |
Principal Investigator |
山西 良平 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪, 大阪市立自然史博物館, 外来研究員 (70132925)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐久間 大輔 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪, 大阪市立自然史博物館, 課長 (90291179)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 博物館経営論 / 登録制度 / 評価 / 博物館法 / 第三者機関 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.引き続くコロナ禍により、予定していたシンポジウム等の開催は断念し、過年度3年間の事業実施期間中に計9回開催した「博物館の在り方を考える研究懇談会」における論議に基づく成果報告書「日本の博物館のこれからIV」の編集に注力した。折からの文化審議会博物館部会における博物館法改正に向けた論議に資するものとするために、9月段階でウェブによる仮公開を先行させた。冊子体については前年度末にウェブ公開していた第III巻との合本により2022年3月に印刷・刊行し、関係者に配布した。第III巻には6名の執筆者による6編を、第IV巻には7名による9編を収録している。
2.博物館評価に関わる調査研究の一環として、研究代表者の山西は、登録制度に関わる審査の基準と主体に焦点を当て、「これからの博物館の在り方に関する検討協力者会議」による提言(2007)以降の論議をレビューし、文化審議会博物館部会で検討されている新たな制度にふさわしい登録・審査の進め方について提言した(成果報告書第IV巻に収録)。
3.前年度に実施した学芸員個人を対象としたウェブによる「博物館登録制度における評価基準に関するアンケート調査」のデータを取り纏めた。その結果、現場で最も重要視されている活動は資料の保全と管理に関わるものであることなど、博物館組織を対象とした従来のアンケート調査では顕在化していなかった意識を把握することができた。研究分担者の佐久間による結果紹介と考察は、成果報告書第IV巻に収録されている。
|
Research Products
(13 results)