2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of teaching materials for housing education based on cooperation of the subjects and its classroom practice
Project/Area Number |
18K02223
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
西尾 幸一郎 山口大学, 教育学部, 准教授 (70426534)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒光 貴峰 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (50452925)
青木 健 山口大学, 教育学部, 准教授 (60332938)
田本 正一 山口大学, 教育学部, 講師 (30808126)
宮木 秀雄 山口大学, 教育学部, 講師 (30710785)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 住教育 / 家庭科 / 教科連携 / 授業開発 / アクティブラーニング / 学校教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、教科連携を前提とした住教育教材を開発し、外国語科、社会科、家庭科食領域などの他教科、他領域に配分された時間の中で活用することで、相互の学習を深化させつつ、住教育に関わるトータルの学習時間を十分に確保することを目的としている。研究最終年度となる本年度の課題は、これまでに開発した住教育教材を実際の授業で活用し有効性の検証を行った上で、教育現場への普及を行うことであった。 研究活動としては、家庭科における教科横断的な指導の充実を図るため、小学校学習指導要領での教科間の関わりの記載を整理した。その結果、図画工作と体育については家庭科と関連付けて学習するよう記載されていたが、その他の教科では家庭科の教科名の記載は見られなかった。そこで、小学校外国語科と家庭科の授業においてカナダの小学校教諭と日本の教室をオンラインで接続した遠隔授業(自国の住生活文化を紹介、意見交換)や、小学校社会科において観光業の現状分析と政策提案を行うまちづくり学習などの授業を実践し、その教育的な効果を検証した。その結果、外国語科や社会科においても住教育と関連付けて学習することにより、児童の学びが深まっていることが確認できた。そして、それらの成果をまとめて日本家庭科教育学会や日本家政学会の学術講演会や学会誌で発表をおこなった。 教育現場への普及活動としては、山口県家庭科教育研究会に参加した家庭科教員や、教員免許更新講習を受講した理科教員を対象に、いくつかの開発教材を紹介し、意見交換を行った。また、公益財団法人学習情報研究センター主催の学習デジタル教材コンクールに開発教材を応募し、2020年度と2021年度に優秀賞、佳作を受賞した。
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Remarks |
1)第36回学習デジタル教材コンクール(公益財団法人学習情報研究センター)優良賞,住む育パズル.2020年6月 2)第37回学習デジタル教材コンクール(公益財団法人学習情報研究センター)佳作,ハナちゃんのおもちゃ箱.2021年6月
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Research Products
(6 results)