2018 Fiscal Year Research-status Report
教員を志望する高校生へのキャリア支援:学部教員養成以前の教職カリキュラムを考える
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18K02384
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
笠井 孝久 千葉大学, 教育学部, 准教授 (40302517)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土田 雄一 千葉大学, 教育学部, 教授 (10400805)
梅田 克樹 千葉大学, 教育学部, 准教授 (20344533)
保坂 亨 千葉大学, 教育学部, 教授 (30173579)
重栖 聡司 千葉大学, 教育学部, 教授 (40757390)
渡邉 健二 千葉大学, 教育学部, 准教授 (50786845)
真田 清貴 千葉大学, 教育学部, 教授 (90786831)
伊藤 英希 千葉大学, 教育学部, 准教授 (80827767)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 高校生 / キャリア形成支援 / 教職 |
Outline of Annual Research Achievements |
1年目は、高校における教職を志望する生徒のためのプログラム(教員基礎コース等)の実態調査を中心に計画、実施した。 具体的には、千葉県内の教職を志望する生徒のためのプログラムをもつ高校の実態調査(講師派遣および千葉大学での交流会の開催)および京都市立塔南高校教育みらい科の聞き取り調査を行った。聞き取り調査を行った高校を比較するだけでも、内容や授業形態(例えば、コースとして独立しており、教育課程に組み込まれている形態やプログラムの一部だけが教育課程として認められる形態など)において様々な取り組みがなされていることが明らかになった。これらの差異が、受講者の動機づけや教職に対する意識等に影響を与える要因となりうると考えられる。 さらに、教職を志望する学生のためのプログラムに高校時代に参加し、現在教育学部に在籍している大学生に聞き取り調査を行い、受講者から見たプログラムの意義や効果について情報を収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
教員を志望する高校生のためのプログラムをもつ高校(特に県外の先進校)の実態調査が計画通りに実施できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目の実態調査の計画に加え、1年目で実施できなかった調査を実施し、各プログラムの特徴や効果をより明確にとらえたい。それらを踏まえて、フォーラムを開催し、プログラムを実施している高校の教員、受講生らとともに、プログラムのあり方を検討する機会を提供する。 受講している現役高校生や高校時代にプログラムを受講した大学生の聞き取り調査、担当している高校教員等の聞き取り調査も継続して行う。
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Causes of Carryover |
計画の全体的な遅延のため、1年目に予定していた聞き取り調査が実施できなかった。 次年度以降この調査を実施するため、旅費や謝金等として使用する予定である。
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