2021 Fiscal Year Research-status Report
教員を志望する高校生へのキャリア支援:学部教員養成以前の教職カリキュラムを考える
Project/Area Number |
18K02384
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
笠井 孝久 千葉大学, 教育学部, 教授 (40302517)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土田 雄一 千葉大学, 教育学部, 教授 (10400805)
梅田 克樹 千葉大学, 教育学部, 准教授 (20344533)
保坂 亨 千葉大学, 教育学部, 教授 (30173579) [Withdrawn]
重栖 聡司 千葉大学, 教育学部, 教授 (40757390) [Withdrawn]
渡邉 健二 千葉大学, 教育学部, 准教授 (50786845) [Withdrawn]
真田 清貴 千葉大学, 教育学部, 教授 (90786831) [Withdrawn]
伊藤 英希 千葉大学, 教育学部, 准教授 (80827767) [Withdrawn]
吉田 浩 千葉大学, 教育学部, 准教授 (30845813) [Withdrawn]
大野 英彦 千葉大学, 教育学部, 教授 (60891091)
伊藤 裕志 千葉大学, 教育学部, 教授 (50913175)
土屋 明子 千葉大学, 教育学部, 准教授 (70913177)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 高校生 / キャリア支援 / 教職 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、2018年から2021年の4年間で、国内で実施されている「教職を志す高校生へのキャリア支援」の実践例を収集し、それぞれの内容、方法等を検討することで、教員を志す高校生に対するキャリア支援の取り組みの意義や効果を明らかにしようとするものである。 2018年、2019年は、奈良県立高田高等学校、京都市立塔南高等学校、大阪教育大学、奈良県立教育研究所等の教職を目指す高校生に対するキャリア支援の取り組みを調査し、2019年11月にはこれらの取り組みを紹介するシンポジウムも開催し、ほぼ計画に沿った研究活動を進めてきた。 2020年からの新型コロナウイルス感染症の流行により、研究活動に大きな支障が生じた。当初の予定では、2021年度で研究をまとめる予定であったが、2020年からの新型コロナウイルス感染症拡大による時緊急事態宣言、まん延防止等対策措置等のため、視察を予定していた事業が中止となったり、県外への視察が難しくなったりして、計画していた調査が全く実施できなかった。2021年度も、当初予定してた実態調査や、2020年度に実施できず2021年度の延期していた調査研究がほとんどできない状態であった。唯一、千葉県内の教員基礎コース等を持つ高校の交流学習会及び担当者の連絡会はオンラインにより実施ができ、報告書をまとめた。また、千葉県内の教員基礎コースを終了し、千葉大学教育学部に入学した学生の追跡調査(インタビュー)も実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は、各地域で行われている「教員を志す高校生へのキャリア支援」の実践について、情報を集め、それらの検討することにより、その意義や効果を検討しようとするものであるが、本年度は新型コロナウイルス感染症の拡大、まん延防止等重点措置の発令により、多くの実践が中止や縮小、オンライン等による実施となり、また視察やインタビューが困難となった。そのため、当初計画されていた今年度の活動に加え、昨年度から同様の理由で延期された活動も十分に実施できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍によって研究活動の遅延が生じたため、2022年度まで研究期間を延長することとなった。 2022年度には、2020-2021年度に実施を計画していた大阪教育大学や奈良県立教育研究所の取り組みの視察調査や、新たに香川県や秋田県、神奈川県の取り組みについても、それぞれの実施状況に応じて視察またはインタビュー調査を行う予定である。 今年度に実施する調査等で得たデータを加え、研究のまとめを行う。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染症拡大のため、計画していた調査研究等が実施できなかった。 2022年度の計画では、大阪教育大学、奈良県立教育研究所、香川県立坂出高等学校、神戸市立須磨翔風高等学校、秋田県教育委員会、神奈川県立総合教育センター等の取り組みの視察及びインタビュー調査を実施する。
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