2020 Fiscal Year Research-status Report
子安講と育児におけるネットワークを基盤にした子育て実践モデルの開発
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18K02454
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Research Institution | Shumei University |
Principal Investigator |
東 亜紀 秀明大学, 看護学部, 准教授 (80341874)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
美濃口 真由美 秀明大学, 看護学部, 助教 (40817889) [Withdrawn]
茅島 江子 秀明大学, 看護学部, 教授 (70125920)
片桐 いずみ 秀明大学, 看護学部, 専任助手 (30833925)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 子安講 / 信仰 / 社会的ネットワーク / 地縁関係 / 血縁関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、A市において現在も行われている子安講の実態を明らかにし、子安講と育児ネットワークの関連を分析し育児期女性の子育て支援モデルを開発することを目的とする。 2020年度は子安講の参与観察の実施と日常的な相互扶助である「トナリ関係」、特に、婚出した女性と親の関係と嫁入りしてきた女性と親の関係がどのように継続しているのかフィールドワークを実施する予定であった。しかし、2020年4月7日の緊急事態宣言以降、A市における子安講の実施予定がない。2021年度も新型コロナウィルスの感染拡大の影響は避けられず、予測も困難なことから、調査研究方法を次のように変更する。 トライアンギュレーションデザインに変更はないが、先に量的調査を実施する。A市の育児期女性を対象に①パーソナル ネットワーク、②インパーソナルネットワーク、③ソーシャルメディアネットワークの量的統計結果と子安講を実施していた育児期女性へのインタビュー結果を比較対照し、量的結果を補完する。それに伴い、各分担者の役割を以下のようにする。茅島江子は、A市の育児期女性を対象にした量的調査の準備及び実施をする。片桐いずみは、同様に量的調査の準備実施、トナリ関係のフィールドワークの実施をする。研究代表者である東は全体を総括しながら量的調査の実施及びフィールドワークを継続する。 育児期女性の日常生活のなかで大きな役割を果たしているのはインフォーマル・ネットワークである。インフォーマル・ネットワークとは、個人が取り結んでいる人的関係のことで、夫、親族、非親族の関係である。A市の子安講の結集と維持に関して、育児期女性のインフォーマル・ネットワークと関連させた考察を試みたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年4月7日の緊急事態宣言以降、子安講の実施がなく、予定していた参与観察及びインタビューの実施ができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画のアウトラインを修正する。まず、①子安講を実施していない育児期の女性を対象に質問し用いてパーソナルネットワーク、インパーソナルネットワーク、ソーシャルメディアネットワークの量的調査を実施する。得られた統計結果を「子安講を実施していた参加者へのインタビュー結果」と比較し、量的結果を補完する。そのための研究倫理審査と本調査を進めていく。
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Causes of Carryover |
フィールドワークの実施ができず成果発表もできなかったため、物品費のみの消費となった。
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