2022 Fiscal Year Annual Research Report
Verification of results of collaborative international exchange programs for global human resource development and review of evaluation methods
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18K02698
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
相庭 和彦 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (00222464)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
雲尾 周 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (30282974)
杉澤 武俊 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (30361603)
中島 伸子 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (40293188)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | グローバル教育実践 / 交換留学 / グローバリゼーション / 交流事業 / 国際事業の評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
グローバル人材育成における事業の成果を23年3月に研究論文として新潟大学教育学部研究紀要第15巻2号に発表した。論文タイトル「グローバリゼーションと教育Ⅲー国境を学習することー」である。協働型国際交流プログラム事業はその成果を検証するポイントは参加者の国境概念の変化である点が本研究を通して指摘できるものである。事業参加者が参加以前と参加後で国際感覚を身に着けるということの具体的な感覚は国境をどのようにとらえるかであり、本研究の最終年はこの点明らかにした。そして、評価であるが、参加した学生が国境を理解をどのように深めたかを中心として看てきた。 国際協同型プログラムの構築を目指し、2000年度以来続けてきた事業プログラムがコロナ感染症の流行によって実施できない中、ICTを活用し、国際教育シンポジュウムを2022年3月に引き続き、2023年3月に実施した。そこでは本研究の課題として議論されたのが、実際訪問することの意義とICT活用による交流実践の効果であった。そこでは実際の訪問した経験があるからICT活用の交流事業は成立するという関係が重要である点が明らかとなった。 ウィズコロナ政策の下、入国検疫が緩められたため、11月に韓国ソウル教育大学に訪問交流事業を展開した。その成果があり、23年3月の交際教育フォーラムにソウル教育大学が参加することになった。研究当初は中国北京師範大学との国際交流事業を考察対象としてきたが、韓国ソウル教育大学が参加することになって評価対象事業が広がりを見せ、その結果、国境概念および参加経験とICT活用による交流事業の可能性と評価が可能となったものである。 なお本研究の成果は2021年3月新潟大学教育学部研究紀要13巻2号および2022年同紀要14巻2号に発表している。
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Research Products
(5 results)