2018 Fiscal Year Research-status Report
教職課程におけるキャリア形成を促す「学校インターンシップ」のカリキュラム開発
Project/Area Number |
18K02867
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Research Institution | Mejiro University |
Principal Investigator |
山本 礼二 目白大学, 人間学部, 教授 (00611154)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤谷 哲 目白大学, 人間学部, 准教授 (90331446)
渡邉 はるか 目白大学, 人間学部, 専任講師 (80635219)
峯村 恒平 目白大学, 学長付, 助教 (50759371)
枝元 香菜子 金沢学院大学, 文学部, 助教 (70758284)
多田 孝志 金沢学院大学, 文学部, 教授 (50341920)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 教育学 / 教師教育 / キャリア形成 / 学校インターンシップ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、教育職員免許法等の改正に伴い、新たに教職課程の教職に関する科目に導入されることになった「学校体験活動(以下、学校インターンシップ)」を学生・初任者教員のキャリア形成に向けてよりよいものとなるよう、カリキュラム開発を行うことを目的として進めてきた。1年目となる今年度は、カリキュラム開発の前提となる基礎的なデータ収集を主に行った。 具体的には、まず調査として、保護者に対する質問紙調査、学生に対する質問紙調査、教員及び教育行政に対するインタビュー調査を行った。それぞれの要望やニーズから、教育実習前に行う学校インターンシップ、教育実習後に行う学校インターンシップそれぞれの位置づけの差の検討や、必要な内容の違い、またその精査を行うことが出来た。特に、適性という側面も極めて重要であることを見いだしており、単に教員養成の一段階としてのインターンシップというだけでは無く、教師像を具体化しながら教師に必要となる資質・能力を身につけていけるかどうか、というメタな視点に着目する必要性も明らかにした。 また、政策動向についても研究を行い、学校インターンシップの位置づけに関する政策科学的な分析も行った。具体的には、日本及び諸外国の教員養成に関する実態についても把握するため、教師教育に関する近年の国際政策動向として、OECDが行った初期教員準備(ITP)に関する動向や、制度の変遷と教師の在り方の変化等についても研究を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
複数の調査や政策動向を踏まえ、学校インターンシップのカリキュラム開発に必要となるニーズや要素の抽出を行えた。2年度目で実際に検討を行いながら、実践を行っていける見込みがあり、概ね順調に進展していると判断できる。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、学校インターンシップに必要な要素については更に丁寧に検討を進めながら、実際にカリキュラム開発を行い、実践校にて取り組みを行って行く。その中で、課題を明らかにしながら3年目に向け、よりよい実践に向けた要素の精査を進めていく。
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Causes of Carryover |
首都圏で開催された学会が多く、出張旅費が想定よりかからなかったため、次年度使用額が生じた。研究進捗も順調であることを踏まえ、翌年度分として請求した分とあわせて、学会発表等を当初の研究予定より、積極的に行う予定であり、その際の経費として充当する。
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Research Products
(6 results)