2020 Fiscal Year Research-status Report
教員養成における生徒指導上の諸問題解決のための実践力育成プログラムの開発
Project/Area Number |
18K03076
|
Research Institution | Kamakura Women's University |
Principal Investigator |
石川 満佐育 鎌倉女子大学, 児童学部, 准教授 (00512063)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 豊一 聖徳大学, 心理・福祉学部, 教授 (10348154)
中井 大介 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (20550643)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 事例検討 / インシデントプロセス法 / 教員養成 / 教材事例作成 / ルーブリック評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,教員免許取得志望学部生を対象に生徒指導上の諸問題に対応するための実践力育成プログラムを開発することであった。本研究では,インシデントプロセス法(以下:IP法)の方法論を援用した事例検討を軸に,先行研究の課題を改善し得るプログラムの開発を試みることとした。 2020度の実施計画は,2019年度に実施した試作版プログラムをふまえ,①修正版プログラムの実施を行うこと,②修正版プログラムの効果測定を行うことであった。しかしながら,コロナウィルス感染拡大に伴うオンライン授業化,ならびに,研究代表者の所属先が変更になったことに伴い,計画していた修正版プログラムの実施が困難となった。そのため,今年度の実施は断念し,次年度に繰り越すこととなった(繰越承諾済)。 なお,次年度以降もコロナウィルス感染拡大に伴い,当初計画していた対面方式による修正版プログラムの実施が困難になることを想定し,前年度に実施された個人作業中心のプログラムを援用し,オンライン授業時でも実施可能なプログラムの考案を進めた。代表者が9月~12月の期間で行った学校教育に関する授業の中でオンライン版のプログラムが実施された(学部生6名対象)。参加学生の自由記述による感想からチーム支援の体験については十分な成果があるとは言えないものの,実践力向上に寄与する可能性が示唆された。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナウィルス感染拡大により,授業がオンラインになり,今年度実施予定であったプログラムの実施を行うことができなかった。次年度への繰越申請を行い,受理されている。
|
Strategy for Future Research Activity |
次年度では,計画していたプログラムを実施する予定である。さらに,実施した内容について分析,評価を行う。一方,今後のコロナウィルス感染拡大の動向によって,当該年度同様対面でのプログラム実施が困難な可能性がある。対面版プログラムの実施が困難な場合には,当該年度に検討したオンライン上で実施する方法(オンライン版プログラム)を実施して,分析,評価を行う予定である。
|
Causes of Carryover |
コロナウィルス感染拡大による当初の計画通りに研究を進めることができなかったため,次年度に繰り越すこととなった。そのため,当該年度の使用は極力控え,次年度に使用することとした。
|