2021 Fiscal Year Research-status Report
元気高齢者における認知予備能の特徴の解明と介護予防への応用可能性の検討
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18K03105
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
澤田 陽一 岡山県立大学, 保健福祉学部, 助教 (50584265)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 篤嗣 岡山県立大学, デザイン学部, 助教 (90382366)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 認知予備能 / 意味記憶 / 高齢者 / 遂行機能 / 心理特性 / 認知機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、結晶性知能と考えられる認知予備能が高齢期の心身の健康へどのように影響を与えているのか、また、加齢と共に低下が想定される遂行機能等の流動性知能とどのように関連しているのかを検討すべく、2018年度から、60歳以上の高齢者110名を対象に、質問紙調査および心理検査・実験を行い、ベースラインのデータを取得してきた。しかし、昨年度に引き続く、今年度も新型コロナウィルスの蔓延に伴い、縦断データを取得することが出来なかった。本研究では、感染症に脆弱と思しき高齢者を対象としていることから、感染症の蔓延状況のみならず、被験者の日程調整を担う高齢者リクルーターの意向を踏まえた上で、実施しなければならず、同一被験者からの縦断データの取得が難しい状況が続いている。このため、縦断データの取得を目指し、1年間の期間延長をするに至った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
ベースラインデータの取得までは順調であったが、新型コロナウィルスの蔓延に伴い、同一の高齢者を対象とした縦断データの取得が容易ではないため。
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Strategy for Future Research Activity |
高齢者リクルーターと協議の上、縦断データ取得の準備を進め実験を実施する。仮に、ベースラインを実施した同一被験者からのデータ取得が困難な場合は、別被験者からデータを取得し、研究を進める。
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Causes of Carryover |
予定されていた高齢者の縦断データ取得が、新型コロナウィルス蔓延により、不可能となったため、次年度使用額が生じた。 ベースライン時に対象となった高齢者から縦断データを取得すべく、次年度は実験協力費およびリクルート関連費用などに当該費用を充当する。
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