2023 Fiscal Year Research-status Report
元気高齢者における認知予備能の特徴の解明と介護予防への応用可能性の検討
Project/Area Number |
18K03105
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
澤田 陽一 岡山県立大学, 保健福祉学部, 助教 (50584265)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 篤嗣 岡山県立大学, デザイン学部, 助教 (90382366)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 認知予備能 / 認知機能 / 精神機能 / 高齢者 / 縦断研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、地域在住の高齢者の認知予備脳の特徴と機能を明らかにすべく、baselineから数年後の縦断的データを取得し、認知予備脳を表す指標が種々の認知・精神機能に対して保護効果や代償機能があるか否かを検討している。当該年度において、31名のデータを取得済みであり、残り次年度、残りの協力者からのデータを取得する予定である。健康寿命の延伸は、超高齢社会を突き進む我が国において喫緊の課題であり、本研究は当該課題の解決の一助になるものと考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初、baselineに対して3年後の縦断データを取得して分析を進める予定であったが、新型コロナウィルスの蔓延により、縦断データの取得を延期せざるを得なかったため、遅延が生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
縦断データの取得を延期したものの、協力者からのデータは概ね取得できていると考えられる(協力率72.1%)。今後、残りの協力者からのデータの取得に努める。
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Causes of Carryover |
協力者のリクルートに従事するアルバイトが正職に就いたため、実験・検査の日程調整や準備に時間を要したため、当初計画していた予算執行が難しくなった。残額は残りの協力者への謝金あるいは成果報告に係る費用に充当する予定である。
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