2018 Fiscal Year Research-status Report
Material and Geometrical Improvement on Structural Rigidity for Inflatable structures by using Micro-Capsule
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18K04554
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Research Institution | Muroran Institute of Technology |
Principal Investigator |
勝又 暢久 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 助教 (60534948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 誠 旭川工業高等専門学校, 物質化学工学科, 准教授 (80390384)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | インフレータブル構造 / マイクロカプセル / 構造硬化 / 宇宙展開構造物 / 大型宇宙構造物 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究実施計画に準じて記載する。 ①圧力差を用いたIF構造の展開実験においては、展開実験用試験装置の設計・製作を行い、展開実験を実施した。圧力差による急激な展開が行われることから、展開挙動の評価方法、また急な展開に対しても展開を阻害しない実験装置の改良が新たな課題として明確になった。 ②μカプセル生成時の反応時間をパラメータに数種類のμカプセルを生成し、カプセル内部構造の確認や、圧力差によって破壊できるかについて、観察と破壊実験を行った。気密性を有するカプセル壁の生成が圧力差による破壊において重要であることが明確になり、そのためのカプセル壁生成方法について、更に検討を進めている。 ③多孔質層と気密層を有するIF構造用膜材については、μカプセルの含侵した状態からSMPの多孔質層を製作可能であることが確認された。多孔質層と気密層の接着に関しては、次年度以降の検討課題である。 ④~⑧については、①~④で残された課題とともに、次年度以降検討を進める。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究実施計画に示した8項目対し、研究実績の概要で述べたように4項目について研究・検討を実施できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究実施計画に示した④~⑧の項目についても検討を進め、また今年度実施した①~④の項目に対して残された課題についても並行して検討を進める。 また⑧の力学特性については、先行して理論計算を進める。
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Causes of Carryover |
進捗状況報告会が、予定していた回数より少ない回数で情報共有できたこと、また今年度製作した実験装置が想定額より安価に設計・購入できたため。 実験装置全体の製作は今年度で完了できたが、装置固有の外乱が計測データに影響を与えることが実験を通じて分かったため、生じた次年度使用額については装置改修費として使用予定。
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