2020 Fiscal Year Research-status Report
Material and Geometrical Improvement on Structural Rigidity for Inflatable structures by using Micro-Capsule
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18K04554
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
勝又 暢久 香川大学, 創造工学部, 准教授 (60534948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 誠 旭川工業高等専門学校, 物質化学工学科, 准教授 (80390384)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | インフレータブル構造 / マイクロカプセル / 構造硬化 / 構造剛性 / 発砲硬化剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
構造に関する研究では,一般的な内圧のみで使用される場合と、発砲硬化層が形成された場合における曲げ剛性・曲げ座屈強度を、有限要素法により解析した。 発砲硬化層を3mm有することで、内圧を有するインフレータブル構造と同等の構造剛性を得られることが明らかになった。 また膜構造特有のしわによる座屈においては、0.5mmの発砲硬化層を有するだけで、約2倍の強度になることが解析的に示された。また発砲硬化層を5mmの厚さで形成できた場合には、しわによる座屈強度を5倍以上に向上させることが分かった。 マイクロカプセルの生成に関する研究では,カプセル生成時間をパラメータにした場合のカプセル内包量の違い、また50~150℃環境における重量変化について、実験的に解明した。生成時間が長いほど内包量は減少し、約24時間の生成時間により内包量がゼロ、つまりカプセル全体がカプセル壁化してしまうことが分かった。また生成時間により、周囲温度による重量変化も変化し、カプセル生成における最適な反応時間を明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナの影響により、当初予定していた国際会議での研究成果発表をする機会が失われてしまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
オンライン開催の国際会議で研究成果を発表するなどし、最終年度としての研究成果をまとめたい。 また新型コロナの感染状況に注意しながら、マイクロカプセルの破壊について、実験的な検証を行いたい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染拡大により、研究期間を延長したため。
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