2018 Fiscal Year Research-status Report
Acquistion of unavailable soil phosphate by arbuscular mycorrhizal fungi
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18K05368
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
俵谷 圭太郎 山形大学, 農学部, 教授 (70179919)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 酸性ホスファターゼ / 菌糸の浸出物 / 有機態リン |
Outline of Annual Research Achievements |
アーバスキュラー菌根(AM)菌の外生菌糸から浸出されるACP活性の検出と土壌中の不可給態リン酸の関係を検討した。ネギ(Allium fistulosum L.)にRhizophagus clarusを接種した区と非接種の区を設け、30μmナイロンメッシュで根と菌糸が伸長する菌根区画と外生菌糸のみが伸長する菌糸区画に分けられた2区画ポットで生育させた。土壌溶液採取管を用いて菌糸区画の土壌溶液を採取し、酸性ホスファターゼ活性を測定した。Hedly法を用いて菌糸区画の土壌を連続抽出し、各リン画分濃度を測定した。菌根形成率は菌根菌接種区で97%であった。地上部乾物重及び地上部リン吸収量は非接種区より接種区で高かった。菌糸区画の土壌中の酸性ホスファターゼ活性は接種区で非接種区より高かった。Hedley法により土壌中のリンをResin-P, NaHCO3-Pi, NaHCO3-Po, NaOH-Pi, NaOH-Po及びHCl-Pに分画できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アーバスキュラー菌根菌の外生菌糸から酸性ホスファターゼ活性が浸出されることを明らかにした。土壌中のリンをHedley法により分画することができた。以上により、本研究課題はおおむね順調に進展していると評価される。
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Strategy for Future Research Activity |
Hedley法による土壌中の有機態リン酸の測定方法を確立し、栽培前後の不可給態リン酸濃度の変化と酸性ホスファターゼ活性との関係を明らかにする。
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Causes of Carryover |
実験に必要な試薬等が予定通り進捗したため、物品の購入が少なくなった。 2019年度に開催される国際会議へ参加するための旅費として使用する。
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Research Products
(2 results)