2020 Fiscal Year Annual Research Report
Clarify the mechanism that underlying the age-related decline of living standards
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18K06448
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
清水 悠路 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員准教授 (40569068)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 隆浩 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (40284674)
山梨 啓友 長崎大学, 病院(医学系), 講師 (60709864)
小屋松 淳 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (90714212)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 高齢者 / 生活水準低下要因 / 動脈硬化 / 筋力低下 |
Outline of Annual Research Achievements |
「高齢者における重大な生活水準低下要因の背景に存在する新たなネットワークの包括的解明」を目的に、2018年及び2019年に動脈硬化健診を受診した3477名の検診データ及び血液サンプルの採取を行った。この血液サンプルに加え、2017年受診者1062人分の血液サンプルも用いて、動脈硬化関連の遺伝子検査を行った。2018年度に採取した血液サンプルを用い、HTLV-1感染の有無の判定も行った。また、男性60-89歳に絞り、シスタチンCの測定、さらにはマルチサスペンションを用い肝細胞増殖因子(HGF)、骨型アルカリフォスファターゼ(BAP)およびアンギオポイエチン2の測定を行った。 これらのうち、予算的に次年度に測定できる項目は限られてくるの為、サブ解析を行い、アンギオポイエチン2が最も良い候補と考えられたため次年度に備えた。しかしながら、検体保存状況や他の検査項目の検討から2019年度でなく2017年に採取した血液サンプルを使う方が条件がより良く、この1,062件分の血液検体を用いてアンギオポイエチン2の測定を行うことにした。佐々町のおける動脈硬化検診では、器質的な動脈硬化指標であるCIMT (Carotid Intima-Media Thickness)の測定に加え、甲状腺エコーにより甲状腺の判定(腫瘍、嚢胞、結節など)も行った。COVID-19 の影響から2020年には予定していた動脈硬化を実施する事が困難となった為、既に過去の動脈硬化検診で得ているデータにも着目しデータクリーニングを行うことで、より多くの情報を確保した。 この過去データ及び新規データのクリーニングを行い、長崎大学で専用に管理しているデータに入力。データの突合作業後、多角的に検討を行った。これにより多くの筋力低下・高血圧・動脈硬化に関係する因子(生活習慣や身体的特徴、遺伝的要因)及びその関係が明らかになった。
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Research Products
(16 results)