2019 Fiscal Year Research-status Report
Blood biomarker for differentiating geriatric depression from Alzheimer's disease
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18K07564
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
伊賀 淳一 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (70363140)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | アルツハイマー型認知症 / 老年期うつ病 / 血液 / バイオマーカー / 統合失調症 / パーキンソン病 / レビー小体型認知症 |
Outline of Annual Research Achievements |
アルツハイマー型認知症と高齢者のうつ病を鑑別するための血液バイオマーカーの研究を継続している。アルツハイマー型認知症のモデルマウスである3xTgADマウスを使用して血液バイオマーカーの検索を行い、炎症に関わる遺伝子が海馬と血液の両方で変化していたことを国際誌に投稿中である。またモデルマウスから得られたバイオマーカーについてヒト血液での変化を確認しており、有力なバイオマーカーの特定を進めている。また2019年はアルツハイマー型認知症と鑑別が必要となるレビー小体型認知症、パーキンソン病、統合失調症において血液バイオマーカーの研究を行い、以下の論文を発表した。 DRD2 methylation to differentiate dementia with Lewy bodies from Parkinson's disease. Ozaki Y et al. Acta Neurol Scand 141:177-182,2020. ABCA7 Gene Expression and Genetic Association Study in Schizophrenia. Yamazaki K et al. Neuropsychiatr Dis Treat 16:441-446,2020. Analysis of methylation and -141C Ins/Del polymorphisms of the dopamine receptor D2 gene in patients with schizophrenia. Funahashi Y et al. Psychiatry Res 278:135-140,2019.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
患者の血液サンプルや動物モデルにおける脳や血液を使ったバイオマーカー研究が順調に推移しており、英語論文の発表も行えている。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度は最終年度になるため、現在進行中の研究を論文化し、国際学会等でも発表する予定である。モデルマウスから得られた結果をヒトサンプルで確認することでバイオマーカーとしての妥当性を確認することを重点的に行う予定である。
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Causes of Carryover |
想定よりも物品費が低かったために次年度使用額が生じたが、次年度はマイクロアレイの結果の妥当性をできるだけ確認する予定になっていることから翌年度分と合わせて使用する計画である。
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Research Products
(18 results)