2023 Fiscal Year Annual Research Report
The comprehensive cognitive function tests and sequential support to survivors of childhood solid tumors to aim the QOL improvement.
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18K07822
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| Research Institution | Oita University |
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Principal Investigator |
末延 聡一 大分大学, 医学部, 教授 (30253785)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 聡美 聖路加国際大学, 専門職大学院公衆衛生学研究科(公衆衛生大学院), 准教授 (50597804)
瀧本 哲也 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 研究所小児がん疫学臨床研究センター, 室長 (40393178) [Withdrawn]
高野 政子 福岡国際医療福祉大学, 看護学部, 教授 (30316195)
井上 永介 昭和大学, その他部局等, 教授 (50528338)
佐藤 晋治 大分大学, 大学院教育学研究科, 教授 (90323237)
浦山 ケビン 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 社会医学研究部, シニアフェロー (60726850) [Withdrawn]
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | 小児AYA世代がん / 認知機能評価 / QOL / 長期フォローアップ / 就学・就労 / 行政 / がん教育 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、小児がん・特に固形腫瘍の治療を受けた患者が治療終了または退院した後に良好なQOL（Quality of life）を得るために認知機能評価などの評価を実施し、その都度フィードバックすることが重要であるという仮説から治癒後も外来や定期入院時に適切な評価を継続し、学校や行政、また就業につながっているかを確認した。
2023年度の主な成果としては、小児がんサバイバーが行政や学校、医療従事者に何を求めるかについて疾患や治療、合併症などによって異なる事（Hiranoら、Pediatr Int.2023）、がん種によってトラウマからの回復が異なる事をPost Traumatic Growthスケールで評価した事（Suenobuら、論文執筆中）、身長の回復が治療内容で異なる事（Suenobuら、論文執筆中）またがんの初期治療時の副反応回避が治療成績をはじめとするQOLに大いに貢献する事を見出し、さらに、小児AYA世代の固形腫瘍である骨肉腫患者の認知機能における問題点を見出した（Sato Satomiら、Pediatr Int.2023）。井上永介は医療統計デザインの示唆を行い、また高野政子は看護教育における患者支援を中心に活動した。
さらに経時的にウエクスラー式の認知機能評価について標準化の重要性を鑑み、Webでの小児がん心理士研究会にてWISC-Vの勉強会や（佐藤聡美、末延聡一）、対面での講習会を開催した（佐藤晋治）。現在固形がん認知評価の事務局を聖路加国際病院佐藤研究室に置いており、この活動は日本小児がん研究グループ（JCCG）におけるモデルとなっている。
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