2018 Fiscal Year Research-status Report
rTMS therapy for the child epilepsy using the navigation system
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18K07843
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
下野 九理子 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 准教授 (60403185)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橘 雅弥 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 助教 (10722952)
富永 康仁 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 助教 (20599245)
岩谷 祥子 大阪大学, 連合小児発達学研究科, 特任助教 (60724903)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | TMS / てんかん |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では小児てんかん患者へ反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)を行い、てんかん性放電を抑制、ひいては発作抑制につながるかどうかを検証することを目的としている。rTMSは本邦では小児への報告はほとんどなく、てんかん患者へのrTMSも海外の報告ばかりである。したがって一年目は小児を対象とするTMS実施の安全性の確認や確実にrTMSを行うための準備を入念に行った。まず思春期の非てんかん者でナビゲーションシステムに基づきMRIのターゲット部位に確実に刺激を行えることを確認した。小児の体格に合わせて刺激中の姿勢保持のための椅子の調整などを行った。また刺激時の痛みや機械音に対して小児でも耐えられるかどうかの検証を行い、3名の対象者で問題がないことを確認している。刺激前後の誘発電位の測定を行い、研究責任者および分担者の手技の獲得を確認した。現在倫理申請書類作成中で2年目から本格的にてんかん患者へのトライアルを行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
倫理申請の手続きが遅れています。実施するにあたって安全性の確認や手技の獲得、研究条件の試行を行ってきましたので、その上で倫理申請を早急に行う予定にしています。
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Strategy for Future Research Activity |
倫理審査が承認されれば実際のてんかん患者さんをリクルートし、研究を進める予定である。
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Causes of Carryover |
昨年度はトライアルや準備で終了している。実際に被験者を組み入れるようになると経費がかかるようになり、結果の解析に必要なソフトの購入も予定している。
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