2019 Fiscal Year Research-status Report
心臓サルコイドーシスに対する抗菌薬治療の炎症進展抑制効果を検討する探索的研究
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18K08092
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
草野 研吾 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (60314689)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 哲也 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (90443506)
中村 一文 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (10335630)
田原 宣広 久留米大学, 医学部, 准教授 (10320186)
江石 義信 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (70151959)
濱崎 俊光 大阪大学, 国際医工情報センター, 招へい教授 (40379243) [Withdrawn]
坂本 央 旭川医科大学, 大学病院, 診療助教 (30536115)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 心臓サルコイドーシス / 抗菌薬 / ステロイド / Positron Emission CT |
Outline of Annual Research Achievements |
サルコイドーシスは原因不明の全身性炎症性肉芽腫性疾患であり心病変合併(心臓サルコイドーシス)の有無が予後に大変重要である。現在は経験的なステロイド治療が唯一の治療法とされているが、経過中の再燃があり難治性である。近年、原因としてアクネ菌感染説が報告されており、新たな治療としてアクネ菌をターゲットとした抗菌薬治療が有効である可能性が示唆されている。今回の研究目的はステロイドによる標準治療にクラリスロマイシンとドキシサイクリン塩酸塩の2剤併用療法を6か月間追加することで、抗菌薬を投与しない標準治療と比較して、心臓における炎症進展抑制効果(PET-CTにて観察)および安全性を、多施設、無作為化、前向きの比較試験にて評価することである。抗菌薬追加により炎症進展抑制効果が得られ、有効性が確認されれば、現在5~10mgという比較的高用量のステロイド維持量を、将来減量・中止できる可能性があり、さらに原因としてのアクネ菌説を支持するものとなり難治性のサ症の根本的な治療となる可能性がある。 現在、研究全体として26例の登録がなされた(目標登録症例は80例)。当院では9例の登録が行われているが、コントロールの従来治療群で2例のカリニ肺炎が発生したため、試験を一時中断し、標準治療群でST合剤の追加が可能となるプロトコールに変更し、2020年4月に登録を再開した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コントロールの従来治療群で2例のカリニ肺炎が発生したため、試験を2019年11月に一時中断し、標準治療群でST合剤の追加が可能となるプロトコールに変更し、2020年4月に登録を再開した。コロナウイルス感染拡大の影響で、研究参加の同意が得られにくい状況もある。
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Strategy for Future Research Activity |
症例登録の状況に合わせて、追加施設をリクルートすることも考慮しているが、コロナ感染拡大の状況や各都道府県の感染状況をみながら決定する予定
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響により旅費等の支出が減ったため、次年度使用額が生じた。 COVID-19終息後、延期されていた学会等へ参加するために使用予定である。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] Prognosis of Isolated Cardiac Sarcoidosis-from a nationwide questionnaire survey in Japan2019
Author(s)
Satoshi Terasaki, Kohei Ishibashi, Kenzaburo Nakajima, Naoya Kataoka, Tsukasa Kamakura, Mitsuru Wada, Kenichiro Yamagata, Yuko Inoue, Koji Miyamoto, Satoshi Nagase, Takashi Noda, Takeshi Aiba, Mitsuaki Isobe, Fumio Terasaki, Chisato Izumi, Teruo Noguchi, Satoshi Yasuda, Kengo Kusano
Organizer
Heart Rhythm 2019
Int'l Joint Research
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[Presentation] Prognosis of Histological and Clinical Cardiac Sarcoidosis from Japanese Nationwide Questionnaire Survey2019
Author(s)
Ishibashi K, Terasaki S, Sato T, Nakajima K, Kataoka N, Kamakura T, Wada M, Yamagata K, Inoue Y, Miyamoto K, Nagase S, Noda T, Aiba T, Isobe M, Terasaki F, Izumi C, Noguchi T, Yasuda S, Kusano K
Organizer
WASOG/JSSOG 2019
Int'l Joint Research
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