2020 Fiscal Year Annual Research Report
The mechanistic exploration of epigenetic change as for organ specific metastasis in gastric cancer
Project/Area Number |
18K08700
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
川村 幹雄 三重大学, 医学系研究科, 助教 (00722589)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥川 喜永 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (30555545)
安田 裕美 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (60586767)
吉山 繁幸 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (60444436)
大井 正貴 三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (40418752)
楠 正人 三重大学, 医学系研究科, 寄附講座大学教員 (50192026)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 胃癌 / 腹膜播種 / エピゲノム |
Outline of Annual Research Achievements |
癌転移メカニズムの解明と克服法の確立は生命予後改善に大きく貢献する。癌細胞原発巣からの遊離、転移巣での接着、浸潤と生着、増殖、血管新生の各過程に多数の転移促進・抑制分子群が関与している。これには癌細胞側と転移臓器側の複合的要素が関与している可能性が想定されるが、癌細胞側の因子のみを考慮しても細胞接着・運動能や増殖能等の原発巣癌細胞自身のcharacterのみならず、原発巣から転移臓器で生着するまでの経過の中で、癌細胞自身がEMTからMETのようなdrasticな適応性変化を呈している可能性もある(Hur K, Gut 2013)。本研究では、同時性腹膜播種を認めた原発巣と、同一患者の播種巣、腹膜播種を認めなかったほぼ同一深達度の原発巣、そして健常粘膜の4群間のprofilingを行うことで、様々な観点からの腹膜播種関連候補CircRNAの同定を行う。さらに原発組織、播種組織と同一患者の血清を利用して、原発腫瘍、血清ともにprofilingすることで、胃癌分泌血清biomarkerを同定することは、本研究の斬新的な点と言える。また治療への応用を考慮した腹膜播種進展機序解明を行う点は、学術的にも意義深いものであり、胃癌腹膜播種根絶への試金石ともなりうる治療戦略につながる可能性があり、腹膜播種転移に苦しむ多くの進行胃癌患者に対し、臨床的償却に直結した研究を遂行することが可能となる。本年度は、前年度に行ったCircRNA発現解析の結果、臨床的意義を認める候補に焦点をあて、その機能的解析を行った。また本研究に付随して認めたその他の遺伝子発現を含む解析も並行して行い、その機能的解析も行った。
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