2022 Fiscal Year Research-status Report
てんかん原因遺伝子の網羅的解析および心電図の診断有用性の検討
Project/Area Number |
18K08900
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
藍 智彦 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (00570128)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 周介 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (20362072)
赤松 和土 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (60338184)
田部 陽子 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (70306968)
三井田 孝 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (80260545)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | てんかん / 突然死 / 遺伝子 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、(1)てんかん患者に於いて、心電図変化が、発作の予後予測因子として使用できるかを検討する事;(2)てんかん関連遺伝子の網羅的検索と検出した遺伝子変異が実際にヒト神経細胞で異常興奮波を起こすかを検証する事である。 研究成果: (1) COVID-19による様々な制限の為、前向き研究が長期間中断し、未だ搬送症例が限られている為、2021年に後ろ向き研究を行い、脳器質的疾患(脳卒中や脳腫瘍などの既往)のないてんかん患者では、器質的疾患のある患者に比し、心電図異常が顕著でないという報告をした。(2) 2022年度は、以前に検出した難治性てんかん関連遺伝子DEPDC5の数種の変異を用い、ヒトiPS細胞モデルの作成を継続した。ゲノム編集の効率を、遺伝子発現やたんぱく発現量で解析しようとしたが、遺伝子特性の為、困難で、質量分析装置を用いて測定条件を検討した結果、野生型のペプチドを検出できるようになり、現在、ゲノム編集を行った細胞より抽出したペプチドを計測中である。今後の展望としては、COVID-19が5類感染症に変更され、救急搬送体制が復帰次第、前向き研究も再開する予定である。検出した遺伝子変異を用いたゲノム編集も続行する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020-2023年まで、COVID-19による救急搬送体制の大きな変化や実験の中断が起きた。また、ウクライナ戦争等の為と思われるが、様々な試薬の供給が停止したり、大幅に遅延し、研究の遂行に著しい障害が起きた為。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、通常の状態に戻り次第、前向き研究は再開し、できる限り研究を進める。従来の実験系も可能な限り進める。
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Causes of Carryover |
COVID-19やウクライナ戦争等の影響で、著しく研究が遅延している為。引き続き、可能な限り、症例のリクルートを行うとともに、現在進行中のiPS細胞を利用した実験を進めて行く。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Increased CaV1.2 late current by a CACNA1C p.R412M variant causes an atypical Timothy syndrome without syndactyly.2022
Author(s)
Ozawa J, Ohno S, Melgari D, Wang Q, Fukuyama M, Toyoda F, Makiyama T, Yoshinaga M, Suzuki H, Saitoh A, Ai T, Horie M.
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Journal Title
Sci Rep
Volume: 12
Pages: 18984
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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