2018 Fiscal Year Research-status Report
Behavioral Big Data Analysis Reveals a Pivotal Role of ICU Staff in Promoting Inter- and Intra-Staff Communication.
Project/Area Number |
18K08916
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
今井 寛 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (00184804)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川本 英嗣 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (20577415)
島岡 要 三重大学, 医学系研究科, 教授 (40281133)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ウェアラブルセンサー / コミュニケーション可視化 / 患者重症度 / SOFAスコア / コミュニケーションハブ / 看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
医療者間コミュニケーションを促進することは、情報の流れを効率化するとともに、仕事のやりがいを創出し、その結果医療サービスの質を向上させることにつながる。本研究では、ICU医療者が胸に装着した名刺型ウェアラブルセンサー(日立製作所)を用いて収集する行動科学ビッグデータを解析し、医療者間コミュニケーション促進のためのツール「医療者コミュニケーション可視化システム」を構築した。さらに可視化システムにより、医療者間コミュニケーション活性度の時空的分布を可視化する「コミュニケーション・マップ」と、医療者間コミュニケーションのつながりを可視化する「コミュニケーション・ネットワークチャート」を作成した。その結果、ICUでの医療従事者間コミュニケーションの中心には看護師が位置し、コミュニケーションハブになっている事を同定した。また、患者重症度とコミュニケーション量の総数についても検討して正の相関があることを新たに見いだした。さらに週末と平日では明らかに医療従事者のコミュニッケーション量と質が異なることを可視化することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ICUで働く医療従事者のデータを取得して解析を行った。一部データについては、学会発表を行い、論文投稿中である。
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Strategy for Future Research Activity |
我々はすでに1年分のデータを取得した。このデータを用いて、ICUでの医療者間コミュニケーションの課題を検討し、コミュニケーション促進のための方策の設計をサポートする。
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Causes of Carryover |
物品費用のうち、ウェアラブルセンサーのレンタル費用が通常よりも安くレンタルできたため次年度使用額が生じた。 本年度未使用金額に関しては、来年度の測定に使用するウェアラブルセンサーのレンタル料にあてる。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] Anti-adhesive effects of human soluble thrombomodulin and its domains2019
Author(s)
Kawamoto Eiji、Nago Nodoka、Okamoto Takayuki、Gaowa Arong、Masui-Ito Asami、Sakakura Yosuke、Akama Yuichi、Soe Zay Yar、Prajuabjinda Onmanee、Darkwah Samuel、Appiah Michael G.、Myint Phyoe Kyawe、Obeng Gideon、Park Eun Jeong、Imai Hiroshi、Shimaoka Motomu
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Journal Title
Biochemical and Biophysical Research Communications
Volume: 511
Pages: 312~317
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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