2020 Fiscal Year Annual Research Report
Treatment of sepsis with exosomal thrombomodulin
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18K08917
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
川本 英嗣 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (20577415)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江口 暁子 三重大学, 医学系研究科, 特任講師(研究担当) (00598980)
島岡 要 三重大学, 医学系研究科, 教授 (40281133)
高娃 阿栄 三重大学, 医学系研究科, 助教 (50643805)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | トロンボモジュリン / トロンボモジュリンFc蛋白 / ファイブロネクチン / 抗炎症作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では血管内腔側に発現して血液細胞や血管内に浮遊する腫瘍細胞とコンタクトする可能性のあるTMの細胞外ドメンイン(TMD123)とhuman IgG Fc fusion proteinを融合したTMD123-FcおよびThrombomodulinのdomain deletion protein (TMD12-Fc, TMD23-Fc)を作成した。我々はTMD123-FcとTMD12-FcがMDA231のbeta 1インテグリンとFibronectin(FN)とのインテグリン依存的な結合を阻害する事を明らかにした。このことはLectin Like Domain of thrombomodulinがfibronectinと結合する事でMDA231のbeta 1インテグリンとFibronectinの結合と競合していることを示唆する。この結果は、乳癌細胞株のMDA231の血管内皮細胞へのbeta 1インテグリンとfibronectinとを介した結合を抑制することで転移を抑制する新たな治療戦略の1つに寄与する可能性を示唆している。
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Research Products
(17 results)