2020 Fiscal Year Research-status Report
Molecular mechanisms and target therapy of vessel co-option and mimicry for glioblastoma
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18K08987
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
高野 晋吾 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (50292553)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 幸成 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 教授 (00571811)
山下 年晴 筑波大学, 医学医療系, 助教 (50400677)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 膠芽腫 / 血管co-option / 血管mimicry / 低酸素領域 / 血管新生抑制療 |
Outline of Annual Research Achievements |
膠芽腫の血管新生抑制の抵抗性の克服には、bevacizumabで抑制できない血管新生の中でvasculogenic mimicry: VM)とVascular co-optionの抑制が重要 である。 【Bevacizumab不応例のVMとco-option】膠芽腫摘出組織の3時期(Bevacizumabの未使用時、使用直後、不応時)の標本を使い、血管co-optionとmimicryの程度を評価した。有効群では、未使用群に比べ血管密度は低下していたが、co-option及びmimicry共変わりはなかった。一方、不応性群では、血管密度は低下を維持し、co-option及びmimicry共に他群よい増加していた。 【今後の展望】膠芽腫の血管新生抑制療法の標的として、血管co-optionとmimicryの重要性を実際のBevacizumab不応例でも検出できた。各機構のin vitroモデルが開発され、標的分子も判明してきた。今後は、in vivoモデル、特にBevacizumab不応例モデルを用いて、血管co-optionとmimicryを標的とした腫瘍の増殖抑制に繋がる効果的な分子標的治療の時期、組み合わせを探索する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
脳内移植vivoモデルによる新規治療のスケジュール、時期の調整が難しい。
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Strategy for Future Research Activity |
膠芽腫の血管新生抑制療法の標的として、血管co-optionとmimicryの重要性を実際のBevacizumab不応例でも検出できた。各機構のin vitroモデルが開発され、標的分子も判明してきた。今後は、in vivoモデル、特にBevacizumab不応例モデルを用いて、血管co-optionとmimicryを標的とした腫瘍の増殖抑制に繋がる効果的な分子標的治療の時期、組み合わせを探索する。
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Causes of Carryover |
脳内移植vivoモデルによる、血管新生抑制療法の組み合わせのスケジュール計画に困難があり、計画が組めていない。特に、vivoで血管新生抑制療法不応例の作成が困難であり、より有効な標的を探索するために、正常の血管内皮細胞の代わりに、膠芽腫由来の内皮細胞を単利分離してvitroの実験を行う方針を検討している。 膠芽腫組織から腫瘍由来の内皮細胞を分離培養するのに時間がかかっていいる。
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