2022 Fiscal Year Annual Research Report
Diagnosis of Motor function and improvement methods of motor function of community living elderly people using artificial intelligence
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18K09048
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Research Institution | Kansai University of Welfare Sciences |
Principal Investigator |
長谷川 幸治 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 教授 (50208500)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今釜 史郎 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40467288)
平岩 秀樹 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (70566976)
八田 武志 関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 教授 (80030469)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 運動機能向上 / 認知機能向上 / 地域在住高齢者 / ウエブによる遠隔教育指導 / ロコモティブ症候群 / フレール / 運動教室 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年に柏原市民の運動機能と認知機能向上を目的として、WebによるZoom講演と運動器疾患に対する運動指導を開始した。地域在住高齢者20名に対する対面講義や運動指導は容易であった。しかし、問題は高齢者がインターネットに不慣れなために自宅でのWeb講義に参加を誘導することは困難だった。10名のパイロット研究では、援助なく講演に参加できたのは3名に過ぎなかった。新型コロナ感染症で研究は2年間延期した。高齢者にいかにして情報を提供するかを模索した。 2021年になって柏原市社会福祉協議会ボランティア連合会から、研究代表者に講演と運動指導の要請があった。2022年から「ロコモ予防教室」を開始した。関西福祉科学大学と柏原市オアシスを会場にして月1回(計5回)の講演会を始めた。サテライト会場は大学、オアシス、数か所の高齢者入所施設や府営団地などを結んで行った。タイトルは第1回ロコモティブ症候群、第2回変形性膝関節症、第3回カピバラ健康体操、第4回変形性脊椎症、第5回骨粗鬆症とした。加人数は50名から100名で北海道八雲町やタイからの受講もあった。人工知能を用いた講演や運動指導は、対面と違って現実感に欠ける欠点があった。しかしWebさえ繋がれば場所の問題がない利点がある。参加のために会場に来る必要もない。柏原市の福祉施設全部にWi-Fi環境を柏原市の会場に設営が予定されている。 今後もより多数の高齢者が参加できるように計画している。各講演を録画して見逃し配信を予定している。2023年年度も運動器疾患を中心に講演を企画した。フレイル・ロコモ予防のための筋力や関節柔軟性の維持・向上のためにカピバラ健康体操のプロモーションビデオを市民とともに作成している。運動機能維持向上に有用な運動教室(ウオーキング、体操教室、ノルディック歩行)のWeb配信を柏原市、名古屋市。八雲町で計画している。
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Research Products
(8 results)