2020 Fiscal Year Annual Research Report
Delivery of Stem cell/growth factor using in situ-formed hydrogels for fracture repair
Project/Area Number |
18K09079
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
内田 健太郎 北里大学, 医学部, 講師 (50547578)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松下 治 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (00209537)
馬渕 洋 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (50424172)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 局所硬化ゲル / ヒアルロン酸 / 骨形成蛋白 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度までにBMP-2含有局所硬化ヒアルロン酸ゲル剤が難治性骨折治癒促進に有用である可能性を示した。本年度はシーズの最適を行うべくゲル濃度の最適化を行った。マウス難治性骨折モデルを作製後、骨折群(control群)、2.0 ug BMP-2含有0.375%局所硬化ヒアルロン酸ゲル投与群(0.375HA群)、2.0 ug BMP-2含有0.75%局所硬化ヒアルロン酸ゲル投与群(0.75HA群)、2.0 ug BMP-2含有1.5%局所硬化ヒアルロン酸ゲル投与群(1.5HA群)を作成した。骨折後4週で屠殺して大腿骨を採取後micro CTを撮影し、骨折部における新生骨量(BV)、骨塩量(BMC)の測定、骨折部の骨癒合評価を行った。また、microCT撮影後の組織を用いて組織学的検討を行った。0.375 HA群、0.75 HA群、1.5HA群におけるBV、BMCはcontrol群に比べて有意に高かった。しかし、1.5HA群は0.375HA, 0.75HA群に比して有意にBV,BMCが低かった。また、1.5HA群では0.375HA, 0.75HA群に比して骨癒合率が低下した。組織学的検討を行った結果、2.0HA群ではゲルの残存が認められ、仮骨形成を阻害している可能性が示唆された。また、0,375%未満でゲル化が減弱したことから、本研究結果から局所硬化HAゲルの最適組成は0.375-0.75%の間にあるものと考えられた。
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Research Products
(4 results)