2018 Fiscal Year Research-status Report
骨粗鬆症におけるHGF/c-Metシグナルを介した骨と筋肉間ネットワークの解析
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18K09116
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
外村 仁 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70604304)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高取 良太 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10351355)
長江 将輝 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60604303)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | HGF / 椎体形成術 |
Outline of Annual Research Achievements |
生後12 週のラットの両側卵巣を摘出しOVXモデルを作製しその後8週経過した時点で、ラット第5腰椎椎体前方にエアドリルでφ4mmの半球状の骨欠損を作製する。μCTを撮像し、正常および骨欠損椎体の骨梁構造を3次元的に評価する。骨欠損部における新生骨の骨量、骨梁数を測定し、骨形態計測を行った。コントロールとしてOVXを未施行のラットを使用した。 OVX施行群ではコントロール群と比較し新生骨の骨量、骨梁数が優位に低下した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
骨欠損モデルを作製するのに予定よりも時間がかかり研究の進捗はやや遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
骨欠損モデルにおいてMR画像を撮像し、多裂筋と腸腰筋の評価を行う。筋面積から筋萎縮を、筋内輝度変化か ら脂肪変性の程度を検討する。 ラット骨髄細胞にM-CSFとRANKLを作用させることで破骨細胞を分化誘導する。筋芽細胞はマウスあるいはラット骨格筋筋芽細胞株を用いる。コントロールとしてマウスあるいはラット線維芽細胞株を用いることとする。定常酸素濃度に加え、酸素濃度1.5%の低酸素環境下でも同様に検討する。また、適宜HG F投与下において評価を行う。 MTTassayを用い、それぞれの細胞のviabilityを評価する。HGF/c-Metシグナル関連因子( HGF,c-Met, ERK,Akt,STAT)の発現は Real time PCR 法およびWestern Blotting法を用いて評価する。破骨細胞分化はTRAP染色 を用い、骨芽細胞分化はALP活性で評価する。また、骨代謝マーカー(OCN,OPG,RANK,RANKL,PICP,PINP)についてもReal time PCR 法およびELISAで評価する。
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Causes of Carryover |
骨欠損モデルの作製に時間を要したため試薬を使用した実験を施行することができなかったため、本年度購入予定であった試薬を購入することができなかったため。
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