2019 Fiscal Year Research-status Report
看護師のスキルタイプ別コミュニケーショントレーニングプログラムの開発
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18K10180
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| Research Institution | Kwassui Women's College |
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Principal Investigator |
幸 史子 活水女子大学, 看護学部, 教授 (60736130)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 学 立命館大学, 教育開発推進機構, 教授 (00461468)
河野 朋美 (野高朋美) 宮崎県立看護大学, 看護学部, 助教 (20736128) [Withdrawn]
小山 記代子 帝京大学, 公私立大学の部局等, 講師 (50632147)
島村 美香 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 助教 (80782713)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | スキルタイプの特定基準 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、2件の論文投稿を行った。投稿①「看護学科初年次生の基本的コミュニケーション・スキルの類型論的特徴-ENDCOREsを用いたスキル・タイプの判定方法を通して-」日本看護学教育学会誌 VOI.28,No.23,13-25(2019)本研究は、これまで調査された一般大学生とこれまでに本研究チームが看護系大学に通う初年次生との集めたデータを比較したものである。この結果から、今後調査サンプル量に依存せず共通の基準でスキル・タイプを特定できることが明らかとなった。このことにより、スキル・タイプの判定をスピーディーに行うことが可能となり、今後のデータ分析に大いに役立つものである。
投稿②「統合実習が看護学生の基本的コミュニケーション・スキルに及ぼす影響」九州看護福祉大学紀要 Vol.20, No.1,53-63(2020)本研究は、看護系大学に通う４年次生を対象として、最終実習である統合実習とコミュニケーションの関連を調査したものである。これにより、実習を通した学生のコミュニケーション・スキルは、良化するタイプと悪化するタイプがあり、そのまま卒業することで、臨床でのコミュニケーション能力に影響を与えることが示唆され、臨地実習においても学生のスキル・タイプを配慮した指導が必要であることを明らかにした。これにより、今後は、臨床だけでなく学生時代から、コミュニケーション・スキル・タイプに応じた指導を行うことで、新人看護師のコミュニケーションに関連した理由による離職防止の一助となる。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2019年３月２０日に研究会会議を開催し、今年度の研究計画と役割について検討を行った。その後、医療機関で働くベテラン看護師を対象としてインタビュー調査を実施するために計画を進めていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、対象となる医療機関への立ち入りができなくなり、現在保留の状況である。オンラインによるインタビュー調査ができないか検討中である。
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| Strategy for Future Research Activity |
2020年度中に、
・入職３年目の看護師を対象としたアンケート調査を実施：新型コロナウイルス感染拡大のリスクが軽減するであろう９月以降に医療機関へ調査を依頼する。
・ベテラン看護師へのインタビュー調査：対面でのインタビュー許可を得られない場合、オンラインによるインタビューを検討し、実施したい。
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| Causes of Carryover |
2019年度内に調査予定とした①ベテラン看護師へのインタビュー調査、②入職3年未満の看護師へのアンケート調査が、新型コロナウイルス感染拡大防止等により実施できなかった。
2020年度に、先にアンケート調査を実施し、インタビュー調査については、オンライン上で実施できるよう調整中であり、可能となれば環境整備費及び機器類の購入予定である。
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