2018 Fiscal Year Research-status Report
がん患者の不眠に対する簡易版漸進的筋弛緩法プログラムの効果の検証
Project/Area Number |
18K10228
|
Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
近藤 由香 群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (00369357)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 浩子 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (40234950)
中村 美香 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (10644560)
久保 仁美 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (70813187) [Withdrawn]
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 漸進的筋弛緩法 / リラクセーション / がん患者 / 睡眠 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、不眠のあるがん患者に対する簡易版漸進的筋弛緩法プログラムの効果を明らかにすることである。簡易版漸進的筋弛緩法プログラムは、先行研究において、研究責任者らが作成したプログラムであり、呼吸法を伴いながら、両腕、両下腿、両大腿、胸、肩、顔(額、目、下顎)の9つの骨格筋の緊張(約5~7秒間)と弛緩(10~15秒間)を繰り返していく方法である。①ピッツバーグ睡眠質問票日本語版、②OSA睡眠調査票MA、③アクチグラフ、④インタビューにて、評価を実施している。所属施設の倫理審査委員会の承認を得て、事例を蓄積している段階である。 先行研究において、がん患者の不眠に対する簡易版漸進的筋弛緩法の介入の効果は明らかとなっていない。本研究の目的を達成することによって、不眠のあるがん患者が負荷の少ないリラクセーション技法を活用していくことにつながり、がん患者のQOL維持・向上に寄与できると考える。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
所属施設の倫理審査委員会の承認を得て、データ収集の段階であるが、対象数がまだ少なく、さらにデータ収集を蓄積していく必要がある。そのため、やや遅れていると判断した。
|
Strategy for Future Research Activity |
2019年度もがん患者に簡易版漸進的筋弛緩法プログラムの介入を行い、睡眠の評価を行っていく。クロスオーバーデザインで、漸進的筋弛緩法実施日とコントロール日を設定し、不眠の効果を検討していく予定である。
|
Causes of Carryover |
睡眠の評価を行うために、アクチグラフの今年度のインストール、アクチグラフの追加購入に費用を要する。また、学会発表においても費用を要するため、残額と2019年度の経費を使用する予定である。
|
Research Products
(3 results)