2020 Fiscal Year Research-status Report
看護シミュレーション教育ファシリテータの自信を育てるプログラムの開発
Project/Area Number |
18K10232
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
内海 桃絵 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (40585973)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 知佐子 京都大学, 医学研究科, 研究員 (10405053)
谷口 初美 福岡女学院看護大学, 看護学部, 教授 (30295034)
任 和子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40243084)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | シミュレーション / ファシリテータ / ファシリテーションスキル / 成長過程 / プログラム開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
看護シミュレーションファシリテータの成長の過程を可視化し、各段階に必要な支援を明らかにすることを目的に調査を行った。研究デザインは質的記述的デザインで、ファシリテータを対象に半構造化面接を実施した。対象者はファシリテータ勉強会のグループから便宜的に抽出し、同意を得て実施した。インタビュー内容は、ファシリテータになったきっかけ、始めた当初のことについて、余裕を感じられるようになったころの実践について、ファシリテーションのときに気を付けていることや工夫していること、今後の展望についてとした。12名に同意を得て、45~60分間のインタビューを行った。分析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の流行により、医療施設に所属する看護師へのインタビューの実施が遅れた。しかし、オンラインでのインタビューを実施することができ、現在、結果をまとめている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はインタビューから得られた結果をまとめ、対象者のこれまでのファシリテーターとしての実践内容とどのようにファシリテーターとしてのスキルを獲得してきたのかを明らかにする。ファシリテーターとしての成長の過程を可視化することで、各段階に必要な支援が明らかとなり、より効果的な教育機会の提供につながると考える。本研究の知見を広め、教育機会を提供する具体的な方策について検討している。
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Causes of Carryover |
新型コロナの影響により医療者へのインタビューが予定通りに実施できなかったため。 分析結果の報告、教育ツールの開発を計画している。
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