2018 Fiscal Year Research-status Report
中小規模病院のジェネラリスト看護職のリーダーシップ育成プログラムの作成
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18K10264
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Research Institution | The Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing |
Principal Investigator |
村田 由香 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 教授 (20389125)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宗内 桂 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 講師 (30734016)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ジェネラリスト看護師 / リーダーシップ / 中小規模病院 / 人材育成プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、 中小規模多機能型病院(以下、中小規模病院とする)に勤務するキャリア中期ジェネラリスト看護師(以下、ジェネラリスト看護師とする)のリーダーシップ育成プログラムの検討をすることである。プログラム検討に先駆けて、2018年度は、H県内一般病院87施設に勤務する同部署のジェネラリスト看護師と看護師長への質問紙を実施した。質問内容は、自作のジェネラリスト看護師のリーダーシップに関する項目と共有リーダーシップ,職場環境,職務満足,看護師の倫理的行動等を調査し,両者のデータの比較により,ジェネラリスト看護師のリーダーシップの影響要因を明らかにすることを目的とした。 申請当初の実施計画では、調査対象を中小規模病院の多機能病院に限定していたが、大規模病院を含め、ジェネラリスト看護師のリーダーシップの影響要因を広く探るため、調査対象を拡大した。 質問紙調査は、自記式郵送法により、2019年3月-4月に実施した。 配布数は看護師長199名、ジェネラリスト看護師995名。回収数は看護師長97名(回収率49%)、ジェネラリスト看護師406名(回収率42%)であった。同部署の回答は83部署であった。現在、これらのデータを記述的統計分析および推測統計分析を行っている。具体的には,ジェネラリスト看護師と看護師長の認識の違い,看護師の倫理的行動へのジェネラリスト看護師のリーダーシップと共有リーダーシップの影響を検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
質問紙調査は予定より遅れて実施したものの、現在分析中であり、その結果を活用しながら、ジェネラリスト看護師のリーダーシップ育成プログラムを作成するため、今年度の計画通りの進展となる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
1.2019年6月中にジェネラリスト看護師のリーダーシップへの影響要因を分析する。 2.2018年度調査協力施設のうち、リーダーシップ育成プログラムの作成のためのアクションりサーチに協力いただける施設を5施設募集し、施設の状況について情報収集をする。 3.2019年9月までにプログラムの試案を作成し、その内容について、リーダーシップ研究の専門家にスーパーバイズを受ける。 4.10月に施設においてプログラムの説明会を開催し、プログラムの運営について、理解を得る。 5.施設の状況に応じて、11月頃から、アクション・リサーチの手法を用いて、プログラムの導入、運営、実施の評価を随時実施する。
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Causes of Carryover |
1.質問紙調査のデータ入力のために人件費として使用する。
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