2023 Fiscal Year Annual Research Report
Factors influencing rehospitalisation among people with mental disorders living in the community
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18K10280
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Research Institution | Tokoha University |
Principal Investigator |
龍野 浩寿 常葉大学, 健康科学部, 教授 (50775161)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 英子 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 教授 (20299879)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 精神障がい者 / 地域 / 生活機能 / 再入院 / 影響要因 |
Outline of Annual Research Achievements |
R5:ベースライン調査の延期 静岡市内の作業所協議会において、コロナ以降の作業活動について意見を聞いた。結果、作業所への利用者の戻りが悪く、説明変数においてコロナ禍における生活機能への影響は強いことが確認できた。このことから、現時点での調査は生活機能が大きくコロナ後の生活機能に与える影響要因が強いことがわかり、調査を延期する判断をした。交絡因子としてのコロナ禍の影響が様々な説明変数に影響があると考える。コロナ後の影響が弱まったのち、R6に再度協議会に依頼し、ベースライン調査を行うことを確認した。なお、実態調査の結果は、次の通りであった。静岡県内の就労継続施設628施設のうち、A型は24.3%、B型は75.7%の内訳であった。B型就労継続支援施設の精神障がい者を対象とした施設は知的との併用を含め、半数近くあることがわかった。また、1施設の平均利用者は20名~50名程度と幅広く、精神障がい者を対象とする施設では数は多いが勤務形態が多様であった。(半日勤務や週1~2回の勤務など)静岡市内のB型施設は115か所あり、精神障がい者を主とした利用者を形成する施設は60施設程度存在している。利用者はアクティブな方で約800名から1000名程度いることが示唆された。流動的であるために、利用者数は幅がある。また、協議会での役員の意見としてはコロナの5類移行後も、利用者の作業所復帰が遅れていることから、コロナ禍の生活機能への影響は大きく、他の説明変数への交絡が懸念されている。 よって、以下の内容の活動を当該年度は行った。 1.静岡県内の就労継続支援施設(A,B型)の実態調査 2.研究計画書の修正①研究期間の延期②調査対象の変更③質問紙の修正、コロナ禍における生活機能への影響を問う説明変数を追加して概念枠組みを変更した。
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