2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Narrative Learning Materials to Improve the Quality of Life of Heart Failure Patients and Their Families through Patient Involvement
Project/Area Number |
18K10308
|
Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
射場 典子 山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (00258980)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 珠実 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (10258981)
隈本 邦彦 江戸川大学, メディアコミュニケーション学部, 教授 (20422016)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 心不全 / 病いの語り / ナラティブ教材 / インタビュー / 体験談 / データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は昨年度に引き続きコロナ禍において、緊急事態宣言もしくはまん延防止等重点措置の期間中、covid19重症化リスクの高い心不全患者を対象とした対面インタビューについては実施を見合わせた。 結果として、今年度のインタビューは心不全患者9名とその家族2名の計11名に実施した。インタビュー方法としては、本人の希望やオンラインインタビューの環境が整わないなどの理由で8名に対して対面で行い、3名に対してオンラインで行った。 インタビューに協力した患者の内訳として、心不全の原因は、虚血性心疾患2名、不整脈3名、弁膜症1名、先天性心疾患1名、心筋症1名、糖尿病1名で、性別は男性6名、女性3名、インタビュー時年齢は40代から90代までと幅広かった。 9名のうち2名は実の娘が家族の立場でインタビューに応じた。また、患者・家族11名の利用可能データの種別では映像収録・利用可が9名、音声のみ収録・利用可が2名であった。 本研究のインタビュー実施の総数は、患者35名、家族3名であり、目標数に達した。ただし、重症心不全の患者は少なく、人工心臓等の機器とともに生活する患者、心臓移植の待機または移植術実施の患者などは含まれておらず、多様性の観点では課題が残った。 得られたインタビューデータについては、すべてテキストに起こして、本人の確認を受け、許可を得られた部分のみデータベースに収録した。さらに、インタビューの概要をまとめて、本人に確認してもらった後、専門医、専門看護師、患者会スタッフなどにチェックを受けて、個人個人のプロフィールを作成した。現在、教材化に向けてインタビューデータの最終分析を行っている。
|
Remarks |
「心不全の語り」は、2022年度中に公開予定。
|
Research Products
(3 results)