2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a scale to measure self-care agency for preventing premature labor
Project/Area Number |
18K10394
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
岡邑 和子 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (40755823)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
工藤 美子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (40234455)
能町 しのぶ 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (40570487)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 早産予防 / セルフケア能力 / 尺度開発 / 切迫早産 |
Outline of Annual Research Achievements |
【質問紙作成】 1990年から2020年までに発表された切迫早産に関する国内外の文献検討を行い、質的な分析を研究者間で行い、4つの下位概念で構成される、合計66項目からなる質問紙原案を作成した。(2021年4月 24th EAFONSにおいて発表) 【質問紙調査】2021年度に、研究協力施設に通院する研究対象者に質問紙を配布して調査を行った。研究対象者(以下対象者)は、28週以降の外来通院中の切迫早産と診断された妊婦であった。質問紙への回答方法は、質問紙に直接記述して回答する方法と、Web回答の2方法から対象者が選択した。 【結果の分析】163人から回答を得、有効回答は161人(初産婦75人、経産婦85人、不明1人)であった。得られた回答を用いて統計解析を行った。40項目4因子構造(第1因子≪早産予防のための活動調整≫(17項目)、第2因子≪早産に関連した知識≫(13項目)、第3因子≪早産につながる症状への対処≫(7項目)、第4因子≪子宮収縮の自己モニタリング≫(3項目)の尺度を得た。Cronbach'sα値は、尺度全体及び下位尺度において0.813~0.925であり、信頼性の確認ができた。また、既知グループ法を用いて検討を行い、入院経験の有無によって尺度全体及び下位尺度において、グループ間の得点に有意差を確認でき、尺度の一定の妥当性を確認できた。(2022年 25th EAFONSにおいて発表) 切迫早産に対する治療方法は、現在従来の入院及び長期点滴治療から、短期点滴治療による自宅療養へと移行する過渡期でもあり、今後外来での看護支援が重要となると思われる。外来での実用化も含め、尺度内の下位尺度及びその項目については、洗練のために再検討も行ったが、4因子40項目の構造を再確認できている。論文を執筆中であり、今後発表を行う。
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Research Products
(1 results)