2021 Fiscal Year Annual Research Report
Child support and way of working for father
Project/Area Number |
18K10458
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
牧野 孝俊 群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (50389756)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 父親 / 育児 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初の予定では、全国の乳児をもつ父親10,000人を対象とするため、200地点の保健センターのご協力を頂き、1つの保健センターで50人の対象者を募集する予定であった。 しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い多方面で甚大な影響が生じ、保健センターの協力を得て、対象者を募集することが困難となった。具体的には、①研究者が学部や大学院における講義や演習・実習の対応を優先せざるを得ないというエフォートの変更、②県を越えての移動自粛、保健センターの事業停止・延長に伴う研究調整困難、③保健センターへの外部者入所禁止、対象者との接触困難に伴う対象者募集困難が生じたことによる。 そのため、父親独自の育児不安や育児ストレスを明らかにすることを目的に、Google Formを用いたWeb調査を実施した。 その結果、父親の育児不安は、妻の妊娠中に受講した事業内容との乖離により生じており、その内容は子どもの生活リズム、夜泣き、子どもの病気や事故などであった。また育児ストレスは、育児休暇取得の方法において生じており、その内容は育児休暇取得の確認を上司、人事部、職場の仲間から意向の確認をしてもらいたいというものであった。 今後は、看護師が父親に対して行うサポートや指導などの育児支援のあり方を父親の視点から検討する必要性があると考える。また、次世代育成支援対策の目標の一部である父親のワークライフバランスを支持・検討するため、男性の育児休業取得率や職場環境を検討する必要性があると考える。
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