2021 Fiscal Year Research-status Report
Study to clarify factors related to physical condition change of a mother of children with Severe Motor and Intellectual Disabilities living at home
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18K10471
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Research Institution | Musashino University |
Principal Investigator |
長谷 美智子 武蔵野大学, 看護学部, 講師 (10803124)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小泉 麗 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (50385564)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 重症心身障害児 / 親 / 質問紙調査(反復測定デザイン) / レスパイト / 体調 / 健康管理 / 2要因の分散分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は第2段階の研究に関する調査年度として以下の質問紙調査を行った。 【目的】在宅生活する重症心身障害児の親の体調変化に関連する要因を明らかにする目的で2回の質問紙調査(WEBアンケート)を実施した。重症心身障害児施設、訪問看護ステーション、放課後デイサービス、親の会などに依頼し、研究説明を記載した書類の配布またはHPのリンクを配信してもらった。 【方法】レスパイトケア利用群はレスパイト利用前後、利用なし群は利用なし群は1か月程度の期間をおいて2回、健康管理、体調評価尺度を評価した(体調評価尺度は、「身体的違和感」「疲労回復困難度」「免疫力の低下」「情動反応の不安定度」「切迫感」の5つの下位尺度で構成される)。 【結果】研究の説明書類の配布は124名に実施した。HPから回答希望登録をした者は54名であった。調査期間は2021年5月から10月であった。重症心身障害児の親67名より2回の回答が得られた。レスパイト利用群13名、利用なし群54名となった。 レスパイトの利用あり、なしの二種類の対象者を比較し、どちらが体調不良の改善に有用かを明らかにするために、体調得点に対して、事前事後の時期とレスパイト利用の有無における2要因の分散分析を比較した。その結果事前事後の時期要因の主効果は認められず、レスパイト利用の有無要因の主効果が認められたものは、2つの下位尺度のみであった。 次年度はアンケートの分析・考察などを実施していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
質問紙調査の回収状況が思わしくなく、回収期間を延長して対応するなど試みたため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究目的の到達に向けて、回収済みのデータの分析を進めていく。
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Causes of Carryover |
データの回収状況が予定より少なかったことで次年度使用額が生じた。 次年度はデータ分析していくための費用、学会発表・論文投稿など報告関連の費用、研究協力施設・研究協力者への報告・還元などに使用していく。
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Research Products
(1 results)